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名前 |
岸渡洪水調整池 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
洪水調整池は、ピーク時の洪水の一部を一時的に貯留する施設で、洪水の一定量を超える部分をカットする役割を担います。洪水調整池に貯めた洪水は、洪水が収まった後に排水します。庄川左岸地区は、平均地形勾配約170分の1の扇状地に広がる水田地帯で、地形勾配を活かした用排水兼用水路が樹枝状に張り巡らされた地域です。その水路網は、水田への用水、水田からの排水を流すだけでなく、地域内に降った雨や雪を流す役割を担っています。しかし、近年の都市化の進展は、降雨を地下に浸透させたり一時的に貯留したりする機能(洪水貯留機能)を持っている農地を減少させ、建物やアスファルトなどで覆われた地表面を増やしています。その結果、同じ雨が降った場合でも洪水量(地下に浸透しない量)が従来よりも増えるとともに、より降雨から短い時間によりピーク流量が大きい洪水が発生するようになっています。洪水被害を防ぐためには、水路網の排水能力をこの新たなピーク流出量に対応できるものに高める必要があります。庄川左岸農地防災事業では、水路の新設や改修に加えて洪水調整池の新設により、15年に1回程度発生する確率の降雨に対応できるよう水路網の排水能力を強化します。