大分市街地の静かな荘厳仏像。
大分元町石仏の特徴
大分市の住宅地にある、平安時代後期の磨崖仏です。
阿蘇の溶結凝灰岩に彫られた貴重な石仏が魅力的です。
美しい薬師如来さまに囲まれた静かな空間が広がっています。
お隣の岩屋寺石仏と異なり、こちらは保存状態がよく、迫力あるお像を拝むことができます。お寺の本堂のように立派なお堂の中に鎮座しています。扉もあるので、地元の方々に大切にされているんだと思います。お堂の中は暗いのですが、大きな像がうっすらと見えます。中央に岩薬師とか石薬師と呼ばれている薬師如来像、両脇には多聞天や不動明王の像もあるようですが、中央以外はよくわかりませんでした。なお、こちら駐車場がわかりにくいです。なんとなくお堂の隣にも停めて良さそうですが、わかりません。はっきりとこちらの駐車場と書いてあるのは、フォルクスワーゲンの店舗向かいの細い路地から線路を越えてすぐのところにある駐車場です。が、こちら停めにくいので、岩屋寺の無料駐車場に停めて両方拝観するのが良いかと思います。
木製覆屋で覆われているが、鍵はかかってないので24時間見学は可。石仏隣の駐車場は民間の月極なので、見学者は国道10号フォルクスワーゲン大分中央の向かい側の踏切を渡った所にある、見学者駐車場を使うことに。健脚なら大分駅上野の森口(南口)から歩いて30分位で行ける。多分市中心部から一番近い石仏。石仏そのものは岩屋寺石仏のように崩壊することなく結構残っている。
大分市街地の南側を東西に走る標高約70mの上野丘台地の東端に所在する。平安時代後期(11世紀中ごろ)に製作されたと考えられています。木造瓦葺き覆堂内の露出した凝灰岩の崖面に、高さ約3mの薬師如来坐像を中心に、向かって左に不動三尊像、右に毘沙門天像が刻まれています。薬師如来坐像は、丸彫りに近い厚肉彫りで、頭上の肉髻(にっけい)には、粒のそろった螺髪(らほつ)が整然と刻まれています。幅広の両肩を蔽う衣のひだは浅く彫られ、蓮座上に結跏趺坐(けっかふざ)し、後壁には舟形光背が浅彫りされています。典型的な平安後期和様彫刻と考えられています。覆堂外の右側崖面には、菩薩坐像を脇侍とする三尊形式の磨崖仏の痕跡がみられます。伝説によれば敏達(びだつ)天皇の時代には6世紀朝鮮半島にあった百済の王に仕えた日本人日羅が作ったと伝えられていますが初期仏教集団の地域的活動によるものと思われます。大分の摩崖仏の製作者に日羅の名前が時々伝説として登場しています。この頃元町付近は「勝津留畠(がちがづるはた)」と呼ばれ、宇佐神宮領に組み込まれており、同宮の強大な後ろ立てによる造立と考えられています。昭和9年(1934)に国の史跡に指定されています。
「大分市:大分元町石仏」2012年に親子三世代の家族旅行で立ち寄りました。孫と一緒の祖父母の楽しそうな様子を見て、来てよかったと思った場所です。上野丘台地東端の凝灰岩の崖に刻まれた石仏で、石薬師とも呼ばれています。昭和9年に国指定史跡となり、県南の臼杵石仏と並ぶ大分県を代表する磨崖仏です。伝説によれば敏達(びだつ)天皇の時代に百済から来朝した日羅の作と伝えられていますが、具体的な史実を背景にしたものではなく、初期仏教集団の地域的活動によるものと思われます。木造瓦葺の覆堂の中、露出した溶結凝灰岩の岩肌に薬師如来像を中央に、左に多聞天立像(たもんてんりつぞう)をはさんで、その妻子とされる善膩師童子(ぜんにしどうじ)と吉祥天像が左右に、右に不動明王をはさんで左右に矜羯羅(こんがら)、制口迦(せいたか)の二童子が刻まれています。薬師如来坐像は、近年の研究によれば、11世紀後半の造像で、この頃元町付近は「勝津留畠(がちがづるはた)」と呼ばれ、宇佐神宮領に組み込まれており、同宮の強大な後ろ立てによる造立と考えられています。なお、堂外の向かって右側には、ほとんど摩滅風化した三尊形式の像が二組残されています。
大分元町上野丘台地の中腹、住宅地に在る平安時代後期の磨崖仏である。1924年1月22日、国の史跡に指定されている。大分南部には多くの磨崖仏が凝灰石に刻まれているが、ほぼ作成年代が平安時代〜鎌倉時代のもので、誰がなんのために作ったかは定かでないとの事!大分の大地は阿蘇溶結凝灰岩で出来た場所が多く、数万年前の阿蘇山大噴火によるものとされている。溶結凝灰岩は侵食風化に弱く、大分の多くの磨崖仏は風化が激しい。
大変立派な仏像が市街地近くにあるとは思ってもみなかった。
仏様の顔が良かった。臼杵石仏より良いかも。
荘厳な仏様があります。
景観良いです。
名前 |
大分元町石仏 |
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ジャンル |
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電話番号 |
097-537-5639 |
住所 |
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評価 |
4.4 |
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こんな市街地に⁉️と不思議なほどに素晴らしい磨崖仏です。大変良いお顔をされています♪ご近所の人に護られているのですね。優しい仏様です。