子供の頃の思い出、浦白川裏ドンドン。
浦白川の裏ドンドン(私が勝手に名付けました。)明治時代に作られた川廻しの手掘り隧道。長さを含む規模では群を抜いて大きく、現存するものとしては日本最大級だと思われます。川廻しは灌漑、治水、農地開拓のために川の流れを変える工法で、この地域では江戸末期頃から盛んに行われていました。浦白川のドンドンの川廻しは全長100m以上、推定口径4~10m級の巨大な隧道2本で構成されます。ドンドンは川の流れる音から愛称がつけられたものと推定されます。永昌寺トンネルから行く方法は知られていましたが、反対側から行く方法を公開します。ここは市原市最大の秘境です。1.月崎駅前のYショップ脇の道もしくは永昌寺の参道脇の寺の名を書いた石碑脇の道から徒歩で入り、下り坂を降り切る手前のカーブミラーが目印。その先のガードレール付近から右手の藪の中に降ります。2.道に沿って戻る方向に(藪の中の道を)50mほど行くと大地を掘り下げたような浦白川と、四角い第二のドンドンの出口が見えます。口径は4~5mほど。(ここまでは足を濡らさずに行けます。)3.川に沿ってしばらく藪の中を行くと川に降りられる場所があります。(ここからは渓流歩きできる服装・靴が必要です。)4.渓流は市原市の中でも群を抜いた清流です。(トンネルの口径が広げられるまではここは農業用のため池だったと思われます。)清流を300mほど下ると目指す浦白川のドンドンの手前までいけます。(瀬音が確認できます。)5.ドンドンの手前50mはかなり深いので、ぬれずに近くで観察したい場合は川を渡った右手の土手の藪の中を歩いてください。巨大なドンドンの吸水口が確認できます。6.ドンドンの中は真っ暗でぬるつきます。水深も深く落ちたらなかなか這い上がれないのでのでけっして中に入らないこと。(ポットホールといって口径が小さく垂直に深い穴がたくさんあいていると思われます。)大雨後、雨天時は絶対近づかないこと、自然を荒らさないように観察してください。※浦白川のドンドン(永昌寺側)永昌寺トンネルから50mほど先の右手の林から野原(元川筋の水田跡)に降り、そのまま400m直進します。ここは水に濡れずに簡単に行けます。※5~10月頃は山蛭が出ます。濃塩水のスプレーがあると便利ですが、できればこの時期は近づかない方が無難です。とくに雨上がりは絶対にだめ。虫除け剤は効きません。
名前 |
浦白川(川廻し遺跡) |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
5.0 |
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近所(月崎)に住んでいて、小学生の頃、仲間と山の中を散策して見つけました!とても懐かしい👍当時大穴、小穴という名前をつけてました。怖くて中まで入れず...でもそれが正解だったんですねー!さらに山の中を進むと深い森があり、さらに進むと市民の森(クォードの森)に抜けたのを記憶しています!迷いの森と名付けてました笑。