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名前 |
古峯神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
観音様(正面)とお地蔵様(右手)には、参拝(祈り)のご対象としての関心を抱きます。一方で、山門手前左側にある「古峯(ふるみね)神社」の石塔には、文化圏の観点での関心を抱きます。古峯神社の本社は、下野国古峯ヶ原<栃木県鹿沼市(宇都宮市の南西領域)>に鎮座する、「日本武尊」を御祭神とする、特に「開運」、「火伏(火防)」で有名な神社です。御使いとしての天狗様も有名です。ワタシが歩いた限りの認識では、(1)福島県の中央から西側、おおよそ白河(県の中央部の南側)~猪苗代湖周辺~会津地方(~喜多方)において、およそ街道沿いの集落ごとに「古峯神社」あるいは「古峰神社」の文字を刻んだ石塔(高さ1m~2.5m程度)が設置され、その上部の凹部にお札を収納、集落内の「家内安全」や「火防」を見守る、という様式。(2)福島県内で、上記以外の地域においては、通常のお社型の神社が、地域を見守っていらっしゃいます。この山門前に鎮座するのは、上記(1)の形の石塔です。つまり、「古峯(古峰)神社」に関する限り、ここは、会津~喜多方の先にある文化圏、ということになるでしょうか。しかも、もう少し北に行くと、そろそろ、(1)石塔と(2)お社が混在するように見えます。(実際には、細かな地域の色分けができるのかもしれません。)そうした見方で、「古峯(古峰)神社」の形式を色分けしていくと、人の流れ(街道のつながり)と文化のつながりが見えそうで、ワタシの眼には興味深く映ります。今後は、米沢から北上しながら、分布状況を確認して行きたいと考えています。もちろん、各所で神仏への敬意と祈りは欠かさずに。そして、ワタシ自身が新型コロナの感染拡大の原因とならないよう、対策を入念に、細心の注意を払って。