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名前 |
九州電力送配電上野変電所 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
3.0 |
大分水電により大正3年(1914年)に建てられたJR大分駅から徒歩圏内の住宅地の真ん中に立つレンガ造りの電力施設。窓の上のキーストーンや妻部分のメダリオンなど、赤煉瓦の躯体に白い装飾を入れて単調な壁面になるのを回避しています。L字平面の建物両端にはパラペット(飾り屋根)が立てられ、白い石で装飾されていたり、2階窓周りはシンプルながら、1階窓は要石を配したアーチ窓、になっているなど、単調デザインにならないようアクセントをつけて手が込んでいます。内部は一部吹き抜けで、1階の天井はヴォールトになっているようです。レンガは絶縁建材として電力施設に多く見られますが、無味乾燥なデザインに留まらないのが、この時代の建物のいいところです。また、特異な床スラブの使用や当初の窓建具を多数保存する点で建築学上、貴重なものとなっています。