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国分小学校なのにあまり国を分けている感覚がさっぱりありませんでした。首をひねりながらなんとか国を分けていると思われる場所を探しますが、図書室にも運動場にもプールにも、どこにも、国が分けられていそうな様子はない。私は、国分の意味がわからなくなっていました。でも、4年生になって、ようやく意味がわかりました。そう、分数です。国分の一、国分の二…国分の四は、国という母(数)に支えられた四年生という子(数)を表しているのです。これに気付いた私は感動して少し算数が好きになりましたが、その帰り道にこう思いました。だからどうしたというのだ、と。だいいち、民主主義なんだから、私たちが母数の側であるべきじゃないだろうか…。何が国分だ、鉄腕ダッシュにでも出てろ…。その晩私は、もう、どうでもよくなって、久しぶりにぐっすり眠れました。