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名前 |
旧安田邸 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0797-71-1141 |
住所 |
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HP | |
評価 |
5.0 |
旧安田邸は、1921(大正10)年に建てられた木造3階建ての洋館で、宝塚市の都市景観形成建築物に指定されており、「ひょうごの近代住宅100」にも選定されている。この建物は、三井物産に勤めていた安田辰治郎氏の邸宅で、渡米経験で見聞したアメリカの住宅を手本に、自身で設計されたものである。この建物の所有者だった辰治郎氏の娘敏子さんが亡くなり、その遺志により、2010(平成22)年、宝塚市に寄贈され、いまは、宝塚市が管理している。故安田敏子さんから遺贈された土地と建物の保存、活用にあたり、2011(平成23)年9月、自治会「コミュニティひばり」のなかに、「歴史的建造物復興’宝塚浪漫物語’」という組織が結成され、地域の有志、宝塚市政策室、有識者で構成される委員会が、建物の保存、地域文化の拠点としての活用にむけた協議を行っている。阪急宝塚線雲雀丘花屋敷駅から歩いて5分もかからないところにあって、約460坪ほどの広い敷地、大きな木立に囲まれたなかに建物が建っている。築90年あまりたつ建物は、雨漏りなど応急修理的な補修は行われているが、不等沈下によるとみられる1階床面の傾斜などあり、かなり傷んでいる。2、3階は立ち入りが制限されるほどで、抜本的な改修工事が急務である。