左口森の樹木に囲まれて静寂のひととき。
当地は古くから田地の中に小社を有し、樹木鬱蒼としていたことから左口森と呼ばれた。祭神は猿田彦で例大祭は10月13日。通称オシャモッツァンと呼ばれる。御神体は石棒とされ、男のシモの神、悪病除けの神、子宝の神などといわれる。神社が西向きであるのも陰の神であるからとされるが、御神体が当地の北西に当たる川根の家山から伝わったため、その方角に向けて祠をつくったという伝承もある。この伝承は、当地から家山に茶揉みの手伝いに行っていた男が、そこで知り合った諏訪出身の男から、男の住む村の辻々に祀られる道祖神の御分霊を譲り受け、当地に持ち帰って祀ったというものである。御神体が明確に石棒とされていることや、諏訪信仰由来と伝承されていることで「ミシャグジ」色が濃く、周辺の他のシャグジとは一線を画す。県内のシャグジの多くが消滅、あるいは他の神社に合祀された現在において、小祠ながら往古の信仰を今に伝える貴重な神社である。
名前 |
左口神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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海の公園に車を停めてお参りしました。ゆっくり10分も歩けば着きます。左ロ公園敷地内?にある小さな神社です。良く整備され、綺麗な神社でした。気になることもいくつかありましたが、やはり、西を向いていらっしゃることが一番の不思議でした。由所書き?には、詳しく書かれていました。大切にされている神社のようです。