桜舞う中書島の弁財天。
東光山 長建寺の特徴
中書島駅近く、弁財天を祀る長建寺があります。
変わった朱色の唐門をくぐると梵鐘が出迎えます。
糸桜の美しいお花見スポットとしても知られています。
平日に訪れたのですが、ひとは全くおらず、静かに参拝させていただきました。1699年伏見奉行の建部政字が深草大亀谷の多聞院を此処に移したもので、本尊は弁財天。京都で弁財天が本尊なのは此処しかないとのこと。往時は中書島遊郭が近くにあり、遊芸の神として遊女たちから大いに信仰されたという。なんとなくだが、そんな艶めかしさが感じられる寺域です。
弁財天を本尊とする寺院は京都でもここだけだそうです。弁財天巡りにはかかせないお寺。
月桂冠の川向かいにある雰囲気あるお寺。周辺は造り酒屋も多いことから山門や境内には多くの酒樽が置いてます。
中書島の弁天さん数年前にお参りさせていただきました、変わった朱色唐門中え進むと梵鐘が目に留まり其処に書かれておられた文字、南無遍照金剛と?此処長建寺は何宗さんでございます、真言宗醍醐派さん?対外南無大師遍照金剛なんだけど、時は流れて醍醐寺にお参り致して初めて醍醐派はそのように、唱えてられました。南無弁財天。
2023年4月1日訪問桜満開だった。椿はちょっと遅かった。びっくりしたのは人がたくさんいたことだった。門前が伏見十石船の発着場になっているので、その流れで人が多いらしい。唐風の山門(文化財)があるためか、中国か台湾の方が結婚式の前撮り的な撮影をしておられた。こんな風に伏見を楽しんでいただけて嬉しい。二胡の音色が境内に流れていた。「ここの住職は商売っけがあるひとやからなぁ。中国の人がようけくるんで二胡流しているのかぁ。商売上手やな」とか思ったが、境内内で二胡の生演奏が行われいた。かなり上手だったのでCDの音だと思ってしまった。ブラーバ!龍野市で行われている脇坂安治展のポスターが貼ってあった。なんで?と思ったが、ここは中書島、中書とは中国の王朝における官職名で、日本の朝廷ではこれに対応するのは中務少輔。脇坂安政は中務少輔の官職をもっていたことから脇坂中書と呼ばれていた。豊富政権時にここに脇坂家の下屋敷があったことからこのあたりは中書島となった、ということを思い出した。脇坂家は最終的には播州龍野藩三万石の藩主になった。つまりは龍野と中書島は「脇坂つながり」ということか。うん中書島を大事にしてるやん。と思って感心しました。
弁財天をご本尊とする長建寺は中書島駅から酒蔵、寺田屋旅館より手前に在ります。特長のある唐風な山門が出迎えてくれます。
糸桜(しだれ桜)が見頃と聞き、お花見に行きました。椿も綺麗でした。濠川沿いの桜が見頃になると人が多くなるので、今はゆっくり見る事ができ、良かったです。
伏見は秀吉が伏見城を建て、伏見桃山時代を築いたかっての日本の中心。江戸時代には大阪から淀川を上って来た舟の港街として栄えました。長建寺は江戸時代が安定した頃に再建され弁財天を祀ってます。弁財天は、延命、財富、音楽、知恵を司ります。伏見に訪れたらなら是非、おすすめのスポットです。
この地域は、秀吉が伏見城を築いた時に開発され前の濠川(ほりかわ)は外堀でしたが伏見城の廃城と共に荒れ地となりましたが、江戸期の中頃1710年頃にこの長建寺も再建され、この辺りも物流の拠点として淀川を往来する旅人や船頭を顧客とする遊女町ができ、時を告げる釣鐘堂が活躍した様ですが現在は使われていません。今はこの濠川沿いを散策すればまだ昔日の面影があり楽しめると思います。
名前 |
東光山 長建寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
075-611-1039 |
住所 |
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HP | |
評価 |
3.6 |
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弁財天をご本尊とする珍しいお寺。金運上昇として有名。山門は竜宮城をイメージできる。最寄り駅で難読駅名としても有名な「中書島」の地名の由来についての説明標もある。