奈良時代の歴史が息づく土佐国分寺。
名前 |
土佐国分寺跡 |
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ジャンル |
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電話番号 |
088-821-4761 |
住所 |
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HP |
https://www.kochinet.ed.jp/bunkazai/details/410-1/410-1-03.htm |
評価 |
4.3 |
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土佐国分寺は、奈良時代創建の国分僧寺跡で、寺院跡周辺には寺域を画する土塁や基壇状の土壇が遺存し、布目瓦・土器片などの散布をみることから大正11年(1922)に国の史跡となった。しかし、特に最近、昭和62年(1987)以降の4次にわたる学術調査を中心とする発掘によって新知見も生まれた。例えば、現在残っている土塁の4分の3は近現代の盛土で、その下から土塁状段状地形と遺構が検出され、これの存在から創建当時の寺域は方500尺であることが判明した。また、現金堂の位置に創建当時の金堂が存在し、7間×4間または5間×4間の規模も推定できるし、金堂の北部に掘立柱建物の僧房跡も検出されている。しかし、東大寺式の伽藍(からん) 配置であることに変わりはない。