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【御典医 松井俊卓旧宅（住館）】（呉市有形文化財）松井家は代々医業を以て地域に貢献し、中でも三代、俊卓。四代、謙吾（後に俊卓を襲名）俊卓は慶応四年、広島藩の御典医として名を成していました。松井邸の主館は、主屋、土蔵、納屋、離れ座敷、表門等九棟で構成され四代、俊卓時代の家相図によれば［因島住人、東堂環］により建築されたと記されています。多少の増改築があるものゝ、庭園も含め、家門、式台、薬剤調合処など江戸時代後期の医家住館の構えが、ほとんど当時そのままに保存されています。（呉の文化財）