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2022.02今日、忘れ去られた「奥の院岩屋」を発見した。神武寺は修験道の寺らしく、以前は熊野信仰を模した「本宮台、新宮台、那智台」を有していた。ハッキリはしないが、本宮台は現在の本堂が有る平場で、新宮は客殿の場所。そして奥の院とされる裏山には那智台があり(奥の院に三社あったとの説もある)その一角の岩屋に「何か」が祀られていたとされる。その様子は「明治26年」に描かれた「絵図」には見てとれ、その頃までは少なからず参拝者が居たのであろう。その後、山岳信仰が衰退し、それぞれの存在は忘れられてしまったようだ。場所としては「神の岳」山頂付近のハイキングコースから少し外れた崖下。道など何も無い。滑落の危険と戦いながら、やっとの思いで到達した。そこに祀られていたのは一体の観音菩薩像。あまり仏像には詳しくないが、胸元で合掌したその姿から光背は無いが千手観音ではなかろうか?それならば、那智の台と呼ばれたこの場所とも符合する。だいぶ浸食されたお姿からは、新しいものでは無さそうだが、どうなのだろうか?とにかく、謎に満ちたこの場所を発見出来てレビューに残せたのは「神の…いや仏の加護」によるものか笑。