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名前 |
牧谷の道標(みちしるべ) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
浜辺側の牧谷の大燈籠の正面は現在(大廣前)と刻まれていますが、明治初期までは(蔵王権現)と表示され金峯神社の裏参道入口を示していました。大燈籠の前の草むらに二つの道標が並んでいます。向かって右の道標は(文化二年 右~ 吉田念佛講 左~)と読めます。不明部分は、右 御たき道 左 たちま道と刻まれているそうです。左の道標は(明治三十七年 金峯神社へ 里程 二十二丁)と読めます。背後左右の燈籠は右に(天保二年 卯十月吉日 寄進者 岡野荘吉)左に(大廣前 嘉永四年 辛亥年八月)と読めます。「牧谷の道標(みちしるべ)」は金峯神社へ牧谷から参詣する人、牧谷を通過する多くの旅人が目を落として確認をした事でしょうし、背後の左右の燈籠を見上げた事でしょう。旅情が湧き起こり、いにしえに心が立ち返りました。