多古バスターミナル近くの空堀、見応えあり!
多古城跡の特徴
土塁と空堀が残り、歴史的な魅力があります。
丘の上の本丸には、古の雰囲気が漂っています。
成田空港からのアクセスが良く訪れやすいです。
宅地造成されてしまってますが、丘の上の本丸には雰囲気が残ります。何より大きめの空堀が見所。
成田空港第二ターミナルの多古行きシャトルバスに乗り、多古バスターミナル下車。スーパーマーケット前の道を交番方面に進み、案内板にしたがって右折する。徒歩10分程度で空堀に到着。空堀の一部しか残されていないが、その大きさを実感できる。見学後は鉄塔を横目に畑道を南下していくと物見台と枡形虎口を見学できる。虎口は一見の価値あり。もう少し整備してもらえれば有難い。バスターミナル、宅地の造成や農地としての利用で城エリアが大きく改変されているが、貴重な史跡でありこれからも大事に残していってもらいたい。
大きな空堀の一部が残されていますが、他の遺構は皆無に近く、開発による破壊もあって、全体像が掴みにくい城跡です。残されている空堀の規模から戦国期の最終構築は間違いないでしょうが、その割に他の遺構が無さすぎる印象です。以前は東麓からの登り道を使われていますが、空堀以外の地は畑地などで無断で進入することは憚れます。空堀の中は勿論、空堀対岸の土塁も素晴らしいのですが、地元の方や専門家の案内無しに進入することは避けたいです。そうなると、見られるところは残されている空堀くらいしか見るところはありません。自動車でどこまで近づいていいものか分からず、離れたところに停めて歩いて行きましたが、結論から言うと、大型車でなければ、丘上の道を行き、空堀脇を抜けて、アンテナ施設の南側に数台停めるところがあります。すれ違いは出来ないので、気をつけて行ってください。城の東側の独立丘に出城があったそうで、登ってみましたが、遺構らしいものはありません。いろんな資料や、図面からみると、城跡北西の削られた部分(バスターミナル付近)丘陵続きに多古古城という腰郭を伴う古風な城郭があったようで、古城というからには、こちらが古いのかという記述もありますが、『千葉県の地名』では、千葉胤宣が籠ったのが現多古城、その後牛尾氏が利用したのが古城、となっており、付け加えるなら、その更に後に後北条氏の手が多古城の方に入ったとするべきなのでしょうか。地元保存会の地図には載ってませんが、多古城の北西側の商業施設の更に北西の住宅地に「源氏堀館跡」という、堀を伴う館跡があったようです。住宅地により湮滅しております。多古町は『町史』の表記が城郭に関してはわかりにくく、町内城郭分布図にも載ってない小さな城砦跡の表記もあり(場所が分かるような書き方をしていない)、更には他の資料も少ない地域です。地元保存会が活発ですが、近年の活動でまだまだ追いついているとは言い難く、とりあえず遺構の保存状態の良いところから順に整備しているといった状況です。とても素晴らしい活動なので、これからも頑張っていって頂きたいと心より応援しております。
此処の空堀は、見応えがあって良いが、ただそれだけ。全体が残っていれば、国指定史跡にもなっただろうに。最近、『御城印』なるものが販売されている事を知ったが、今更感を感じるのは私だけか。ウェブサイトで御城印を検索して調べると、現在対象件数が増殖中で、対象の城跡も増えているらしい。全国的な企画らしく、その数は1000を超えている様だが、特に千葉県は、異常なまでに多い。これは、観光資源に乏しいこの県故の、涙ぐましいまでの努力の賜物であろう。対象城跡一覧をよくご覧いただきたい。なんじゃこりゃ。破壊されて跡形もないものまであるではないか。そこに、愛はあるんか?ディスリついでに、もう一言申し上げたい。御城印の販売は、売店ではなく、現地城跡にて、自動販売機で行ってはどうだろうか。御城印自動販売機... 古城の闇夜に白く光る自販機も、乙なものだ。
名前 |
多古城跡 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
HP | |
評価 |
3.3 |
周辺のオススメ

一部分だが土塁と空堀が残っています。以前はヤブだったそうですが、最近整備され見やすくなりました。