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名前 |
寺号石(金鳳山 平林禅寺) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
【金鳳山 平林禅寺 寺号石】寛延三年(1750年)旧川越街道と平林寺大門通りの交点、セブンイレブンの角にあります。寺号石とは、お寺の表札のようなものです。施主は江市屋。かつてはここが平林寺への入口だったのでしょう。270年以上前の物とは思えないほど保存状態は良いです。注目すべきは、台座部分の全面に多数の凹みがあり、これを盃状穴(はいじょうけつ)といいます。盃状穴とは江戸から明治時代にかけて存在した民間信仰で、子宝安産、傷病平癒などの願掛けをしながら庶民が穿(うが)った穴のことです。雨垂れや自然劣化でこんな穴はできません。小石で願をかけながら叩いて作ったと言います。今となっては何の願だったかは分かりませんが、ご先祖様達の強い願いが生々しく伝わってきますね。古くから平林寺が庶民の信仰対象になっていた事が分かります。近隣市町村でもこれほど大量に状態の良い盃状穴は他にありません。永代まで大切に保管していただきたいものです。