男山のいおりで心安らぐ。
東山の男山にある新田神社の境内に、いおりさんが祀られている。今も大谷家ではお祭りをしている。大谷家は新田義貞の一族で、足利氏との戦いに敗れこの地にきて、密かに南朝と連絡をとり再起を計っていた。ある日、京都から密書を持っていおりさんという武士が大谷家にやってきた。大谷家では盛大にもてなしたが、この密書には重大な秘密が書いてあり、この書をもってきたいおりさんを必ず切り捨てるようにと書き添えてある。いおりさんは字が読めず、密書にそんなことが書いてあるのを知らないで届けたのである。 命令とはいえはるばる京都から密書を持ってきたいおりさんを哀れみ、柴を折りそこへ丁寧に葬むり、祠を建てしばおり神様として祀った。また、男山の新田神社の境内にもいおりさんとして祀った。 しばおり神様は、旅の疲れをいやすため、しばを折りそれを祀ると元気になるといわれ県道丸亀線の脇にある祠には、しばが絶えない。 (町史編集委員会資料集)
名前 |
新田神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
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綺麗に手入れされ良いと思います☺