大山産の角閃石馬、手作りの魅力。
石馬谷古墳の特徴
大山産の角閃石安山岩から作られた、石製の馬が見どころです。
石馬谷古墳は、実際に手作りの馬像が魅力的な史跡です。
美しい石製の馬の姿をじっくり観賞できる貴重なスポットです。
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重要文化財である石馬が出土した古墳です。石馬はレプリカは道の駅に、本物は天神垣神社に奉納されています。
名前 |
石馬谷古墳 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
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大山から産出される角閃石安山岩の一石から馬全体をけずりだして作られた石製の馬です。体長は約150センチメートル、高さは約90センチメートルを測ります。 前脚は失われ、胴体と後脚は補修接合されていますが、たてがみや面長な顔などの馬の特徴や、鞍(くら)や手綱(たづな)、鐙(あぶみ)などの馬具が装着されている様子が、彫刻によって細かく表現されています。また、体の一部には赤い顔料の痕跡がみられ、過去には馬全体が赤色に塗られていた可能性も指摘されています。 昭和34年に国の重要文化財に指定され、現在は上淀集落にある天神垣(あめのかみがき)神社内で大切に保管されています。製作年代について 石馬は、以前は上淀集落の山裾にある石馬谷古墳のそばに立てられ、江戸時代には「石馬大明神」として崇拝されていたといわれています。向山古墳群として国史跡に指定されている石馬谷古墳は、全長約61メートルの前方後円墳で、向山古墳群を造営した歴代豪族リーダーの墓の一つと考えられています。石馬は、もとはこの古墳の上に立てられていたと推定されていて、製作年代は石馬谷古墳が造られた6世紀後半、古墳時代後期と考えられています。石人・石馬の文化 古墳時代には全国的に古墳の上に埴輪を並べる習慣がありますが、 古墳時代中期の九州北部では、福岡県や熊本県などの一部で、古墳に石人・石馬と呼ばれる石造彫刻を並べる習慣がありました。 石馬は、福岡県八女市岩戸山古墳をはじめとして九州北部に数例ありますが、本州では米子市の石馬が唯一のものです。古墳時代における九州との交流の一端をうかがい知ることのできる貴重な資料といえます。