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名前 |
両界曼荼羅 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
曼荼羅とは、真言密教の世界観を現すもので、中央に【大日如来】をその周りに様々な仏や菩薩を描いたものです。【両界曼荼羅(りょうかいまんだら)】とは、真言密教で、最も重要な二つの経典である【金剛頂経(こんごうちょうきょう)】と【大日経(だいにちきょう)】に基づき、悟りの道筋を表す【金剛曼荼羅(こんごうまんだら)】と慈悲を表す【胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)】をセットにしたもので、宇宙に太陽と月が存在する様に、金剛界と胎蔵界の二つの曼荼羅に因って世界が表されている。通常は二つの曼荼羅は、東西に向き合う様に寺院等の堂内に安置され、その間で修法(しゅうほう)と云われている密教儀式を行う事により、仏と一体化する事を目指します。この曼荼羅は、美しい色彩で描かれ、鎌倉時代に描かれたものと伝わっています。胎蔵界は2013年に、金剛界は2014年に修理され、年代を示す文字や親兄弟等を意味する【二親六親(にしんろくしん)】と云う墨で書かれた文字が発見されています。年代や誰が書いたのかは不明ですが、この様な文言は、死後の供養や未来の幸せを願って書かれたものと云われています。