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名前 |
安芸牛 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
三原市の市史跡に指定されています。安芸牛は、安芸国(あきのくに)と備後国(びんごのくに)の境目にある、牛の形をした岩です。安芸や備後というのは昔の地方行政区分だそうです。広島県の西半分が安芸国、東半分が備後国でした。安芸国と備後国が接している、安芸国側が山中野地区です。ちなみに備後国側は羽倉地区になります。実は安芸牛には伝説があり、対となる備後牛も居ます。居ますというか有ります。どのような伝説かというと、昔安芸国と備後国の間で国境紛争があり、その解決のために、安芸牛と備後牛を闘わせて、勝った方の主張を認めるということにしたそうです。ところが勝負はつかず、双方決闘を放棄して自国に逃げ帰ったそうです。その途中で力尽きて倒れ、岩に化けたというものです。国境紛争は戦争に発展するものです。昔も同じように戦争になったのでしょう。でも、双方力を尽くして闘っても勝敗がつかず、結局国境は動かなかったのかもしれません。それをなんとなくユーモラスな牛の闘いの伝説にして伝えたのかもしれませんね。