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名前 |
備後矢多田城跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.0 |
矢多田城は、国道432号線「矢多田トンネル」の真上にあった山城です。標高380m(比高60m)の山頂部にあり、南下してきた矢多田川は城山にぶつかって西に大きく迂回しています。矢多田城があったのは今から500年前のことで、北側の尾根を堀切りで断ち切り、南側に延びた尾根に削平地(廓)を連ねた単純な縄張りでした。城主は、矢多貝(矢田見)善三郎忠宗(忠潔)、林四郎左衛門豊房、林左衛門豊秀が伝えられています。城跡への登り口は、矢多田トンネル南口(歩道橋がある側)のすぐ西側にあり、トンネル入口の上を渡るように階段(コンクリート製、手すり有り)が登っています。ただ、私が訪ねた時点(2020.7.29)では草木が登山道を覆うように茂っていて、とても登れる状態ではありませんでした。また、トンネル南口の東側にも、別の登り口があるようです。国道432号線と県道421号線との交差点を東(県道)へ曲がり、100先で左手にある道に入り、さらに20m先にある最初の民家の手前で右手の林道(未舗装路)に入ります。林道を少し進むと左手に階段があり、山上に設置されている水道施設や城跡へ登ることができます。どちらの道にも案内看板はありません。城跡は昭和59年(1984年)に、地元の有志グループが「矢多田城跡公園」として整備しましたが、現在は草木が茂っているようです。もし登山を試みるのであれば、マムシや害虫がいない晩秋から冬季をお勧めします。また、城跡は私有地ですので、立ち入る際には配慮が必要です。なお、城跡見学のための駐車場はありません。車で訪ねる際は、国道交差点近くの無人販売所で何か購入して駐車をさせてもらうか、矢多田八幡神社下の県道の広い路肩に停めるしかないと思います。