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名前 |
庚申塔 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
バス停「庚申堂前」の目の前にある苔むした石段を登ると、左右に4基の庚申塔を含む石塔群があります。庚申塔の刻字は「庚申尊」1基、「青面金剛明王菩薩」1基、「青面金剛明王」2基。その他、六地蔵、如意輪観音等が並びます。本堂へ向かう途中にある冠木門(結界の印。鳥居の原型とも考えられている)も立派です。ところで、仏尊の尊称は、「如来」「菩薩」「明王」「天」のいずれかとされていますので、上記の「明王菩薩」は珍しい尊称だと言えます。これは、庚申信仰が民間信仰のため自由度が高いことの表れかも知れません。あるいは、56億7千万年後に如来になる予定の「弥勒菩薩」の将来像として「弥勒如来」が祀られている例(興福寺北円堂)がありますので、そのような考えに沿って青面金剛が「明王」から「菩薩」に昇格するというイメージを抱いていたものという可能性も考えられそうです。