歴史感じる産土山古墳。
産土山古墳(うぶすなやまこふん)直径約54mの円墳、築造時期は5世紀中頃と推定。被葬者は竹野川流域を治めた豪族の首長と思われる。国指定史跡。副葬品については、棺内より四獸鏡、櫛、勾玉、管玉、ガラス玉、鉄製大刀、鉄製剣など多数出土。また、墳丘の中央部上辺に長持形石棺が見つかっている。長持形石棺は古墳時代中期の畿内王墓によく見られる石棺で、丹後地域における大型円墳の典型例としても貴重であり、昭和32年に国の史跡に指定された。
名前 |
産土山古墳 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
https://www.city.kyotango.lg.jp/top/soshiki/kyoikuiinkai/bunkazaihogo/3/1/2/3303.html |
評価 |
3.4 |
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産土山古墳(うぶすなやまこふん)は、竹野川河口右岸に位置する古墳時代中期、5世紀中ごろに築造された古墳である。昭和14年に発掘調査が行われ、長持形石棺(ながもちがたせっかん)が見つかった。中からは埴製枕(はにせいまくら)、環頭刀子(かんとうとうす)、直刀、鹿角装木鞘の剣、銅鏡(変形四獣鏡)、ヒスイやメノウの勾玉、碧玉製管玉(へきぎょくせいくだたま)などの玉類、鉄鏃(てつぞく)、短甲(たんこう)、木櫛(きぐし)、木弓(もくきゅう)などが出土した。特に主体部が『王者の棺』とよばれる地元産の凝灰岩(ぎょうかいがん)からなる長持形石棺であり昭和32年に国の史跡に指定された。当古墳の規模は直径約54メートルで河原石からなる葺石を有し、円筒埴輪を配し、盾(たて)・家型埴輪などの形象埴輪も出土した。