国の重要文化財、昭和37年(1962)指定。
名前 |
書院 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
https://www.city.konan.lg.jp/kurashi/kankou/1004830/1004042/1003962/1003963/1004037.html |
評価 |
4.5 |
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国の重要文化財、昭和37年(1962)指定。建築の歴史的な魅力は市の文化財紹介ページのほか、文化財ナビ愛知(県教委)、文化遺産オンライン(文化庁)に詳しい。市のHPでは、寺伝によれば文禄元年(1592)の建立とだけ伝えている。同じく曼陀羅寺サイトの略歴にも再建に関して書かれていないが、県の文化財保護審議会委員の解説によると、歴代記により寛文3年(1663)から延宝2年(1674)の間に再建されたと知られているらしい。曼陀羅寺は創建以来凡そ700年の歴史があり、台風・地震などの自然災害を繰り返し受け、その度に復興を遂げてきたという。同じく重文指定の正堂については、寛永9年(1632)の再建以来、元禄、宝暦、明治に大がかりな修理が行われてきたことが記録に残っているらしい。県文指定の地蔵堂が当寺最古の建築物とされていることからも書院の方は安土桃山時代の建立後、何らかの理由で江戸時代初期に(修復ではなく?)再建されたということになる。それでも県内では、江戸時代初期まで遡る本格的な書院は極めて少なく希少価値は高いとのこと。文化庁の解説では、特殊な構えをもっており書院造研究の一資料とも。また、書院に面した庭園にある推定樹齢300年の彼岸桜は市の天然記念物。彼岸桜としては異例な大木でその姿が気高いような美しさを持つことから「弥陀桜」の愛称で開花時期には訪れる人々を楽しませていると市のHPは伝えている。