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地名の「硲子」は海南市黒江との境に位置する当地周辺の小字(大字は毛見)であり、「はざこ」と読みます。江戸時代後期に成立した『紀伊続風土記』によれば、天照大神が3年間鎮座していた旧跡(旧鎮座地)を示す石碑であり、享保年間に紀州藩の命により建てられたもののようです。当時は「硲子の西1町許羽鳥橋の側」にあったようですが、現在地から羽鳥橋までは約200m(約2町)離れており、1町のずれが生じているため、場所が少し移動している可能性があります。なお、石碑表面には「是より南に濱の宮/天照大神伊勢へ御鎮座の前/三年御座ありし」等とあるように見受けられるため、あくまで濱宮が天照大神の旧鎮座地であることを示すものであり、当地に鎮座していたわけではないと思われます。