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名前 |
馬頭観世音(石碑) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
昭和30年代、私の記憶ではこの辺りは遠くまで見渡せる畑地帯で、その中でポツンと一本あった巨木の近くに馬頭観世音(ばとうかんぜおん)がありました。〈現在は木の根元〉観世音菩薩の化身で六観音・七観音の一つ、人身で頭が馬のものと王冠に馬の頭をいただいた馬頭明王が必要に応じてその姿を変えて現れるという信仰の中の一つで様々な観音様の中でも唯一忿怒(ふんぬ)の表情を浮かべ魔を馬のような勢いで打ち伏せて慈悲の最も強いことを表わす。江戸時代には馬の無病息災の守り神や供養と結び付けて信仰されるようになった。一般的には観音菩薩の頭の上にクチナシの実によく似た馬の首があるので馬頭観音或いは馬頭観世音というのですが、それには「馬が①飼い葉を食らうように人々の頬脳を食らい尽くすように②美味しい草を探すのに熱心なようにさん③迷える人々を残さないように探し尽くすように」との意味があるようです。ご利益は、無病息災、動物救済、厄除け、旅行安全とされています。