仏沢城の危険な魅力、探求体験!
仏沢城の特徴
宮坂武男さんの著書に登場する仏沢城です。
藤森岩として知られる危険な地形があります。
歴史的な価値がある場所ですが注意が必要です。
宮坂武男さん『甲斐の山城と館・下』で仏沢城(藤森岩)としている場所です。『山梨の中世城館跡』にある位置図、『定本・山梨県の城』にある記述とは一致しません。仏沢の位置についての混乱もあるようです。また現地にあるガイドマップにある「隠し砦」も違う位置を示しています。武田の臣・藤森弾正が守った砦と伝わります。自然地形以上のものを見出すのは難しいですが、物見台的な岩やちょっとした平坦地はあって、要害という雰囲気は感じられます。仏沢一帯の散策路の駐車場があります(PJFR+3XM 山梨市、山梨県)。そのすぐ近くに尾根が降りてきていて、説明板があります(PJFR+3QM 山梨市、山梨県)。防獣フェンスが開くようになっていて、山に入っていけますが、蔓が絡んだ藪なので緑の季節は厳しいと思います。
かなり危険です。『甲斐の山城と館(下)』(宮坂武男、2014)を参考に東麓の説明板の脇の防獣扉から進入しましたが、道がすでにありません。薮ではないので、なんと尾根に出て登ります。前述の本にある中腹の平場はよくわからないまま、七号目付近に到着すると3mくらいの岩壁にぶち当たります。岩壁を登れる訳はなく、北側は断崖絶壁なので、南側に回り込むしか方法はありませんが、道はありません。山頂はすぐ先なので戻る気にもなれず、わずかな踏み跡を頼りに岩に捕まりながら、落ちないように進みます。途中で急な斜面を這うように登りました。大きな木も無いので、捕まるところも少ないです。巨岩がゴツゴツしていて、正直、どこが“曲輪”なのかも分からないまま、なんとか主郭とされる藤森岩の裏手まで行きました。そこから山頂の細尾根曲輪はそんなに苦なく登れました。しかし、再び登ってきた道を下るのは命の危険しかないと判断したので、一つ南側の尾根を下りました。こちらは先程の尾根ほど露頭は少なく、道こそありませんでしたが、なんとか下りることができました。城は武田氏の家臣藤森弾正が守ったといい、積翠寺の要害山城の搦手にあたるこの地の防衛に当たったといいます。東麓にここらの遊歩道用の駐車場があり、利用できます。
名前 |
仏沢城 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.3 |
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2025/1/1これはあかん。危険。獣柵からすぐにある橋を渡って尾根を目指す。滑り落ちたら死ぬと思いながらなんとか尾根に。そこから山頂を目指すが、巨大な細石が!これを迂回すると、にっちもさっちもいかず諦めて、またまた死ぬ思いで下山。たぶん、南側のピークまで登ってからピークを目指してそこから攻めないと行けないのではないか。