浄土宗の心を育む、マハヤナ学園。
マハヤナ学園跡の特徴
濃厚な歴史を感じられる浄土宗の学校跡地である。
長谷川良信のお坊さんが開設した貴重な場所です。
歴史探訪を楽しむには最適なスポットとなっています。
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名前 |
マハヤナ学園跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
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マハヤナ学園は、長谷川良信という浄土宗のお坊さんが開いた学校のこと。ここはその跡地。説明版を読む前提として知っておくべきなのは、大正時代から戦前にかけて、西巣鴨には「二百軒長屋」と呼ばれる不良住宅地区があったということ。今風に言えばスラム地区のことである。このスラムには未就学児童や年少者労働者が溢れ、発展する大日本帝国の陰の部分として当時から問題視されていたそうだ。そして、説明版には、「ここに長谷川さんが飛び込んだんだ」と書いてある。2010年代現在ならば、「貧民救済は、国家が社会福祉事業としてやるものだ」という考えが一般的だろう。しかし、1910年代当時は、こういった社会権的発想自体かなり先進的なものだった。世界初の社会権規定を盛り込んだワイマール憲法の制定は1919年である。だからこそ、一切衆生の救済を謳うお坊さんが何十年も時代を先取りした活躍ができたのだと思うと、なかなかに面白い。