江戸の歴史を感じる千川上水!
千川上水分配堰碑の特徴
千川上水分配堰碑は、元禄9年に構築された歴史的な場所です。
江戸の六上水の一つ、総延長約22kmの用水路を感じることができます。
堰幅の広さや利用者の取水量が記された貴重な碑が存在しています。
千川上水(せんかわじょうすい)は、元禄9年(1696)に構築された総延長約22kmの用水路であり、江戸の六上水のひとつ。この場所に水の流れを調整する水分配堰があったようです。「千川上水分配堰」と刻まれた古い石柱があり、横に東京都北区が設置した説明版が建てられています。
千川上水の堰跡。石碑と看板のみです。大通り向かいの公園にも史跡があるので併せて確認したいです。
千川上水とは、江戸時代に玉川上水から新たに引かれた水路です。色々な用途で使われるようになったため、利用者が水利権を明確にし、互いに取水量を守るべく、この「千川上水分配堰」の碑を建てたそうです。堰がこの付近にあり、西巣鴨交差点の方向にも分水路が通されていました。分水路は、江戸幕府の大砲製造所の建設に伴い作られたそうです。他にも千川上水は、王子近辺の抄紙会社や大蔵省紙幣寮抄紙局の工業用水として利用されました。現在千川上水は使われていませんが、この付近で、千川上水の紋章の入ったレアなマンホールのフタを見つけることができました。
名前 |
千川上水分配堰碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
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千川上水分配堰碑、設置年月日、樋口の大きさと利用者、堰幅の広さ等が記され利用者の取水量が定められていたそうです。