油田牧の野馬土手跡で歴史探訪。
ここは下総佐倉牧の中で一番東に位置した油田牧の野馬土手跡です。県道で寸断されたところから断続的に南へ伸びて、畑と道路の境になりやがて民家の垣根の部分まで達しています。江戸時代、徳川幕府は軍用馬の育成を主な目的に、広大な下総台地にいくつもの牧場を持っていました。大きくは東の佐倉牧、西の小金牧に分かれます。さらに佐倉牧には7つの牧がありました。野馬土手は牧場の柵 等の役目を担っていました。明治なると佐倉牧、小金牧ともに廃止になり初富から始まる13の開拓村ができました。油田牧は9番目の九美上村になりました。この油田牧の野馬土手は他の6つの佐倉牧とは接していなかったために、雰囲気というかムードが少し違う様に感じました。畑横の土手に見入ってしまいました。
名前 |
油田牧野馬土手(九美上) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
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佐原八日市場線との分岐から250メートルくらいの距離が断続的に残っています。残存部の高さはところにより、1〜2.5メートルくらい、1.5メートルほどの高さが比較的よく残っています。舗装路沿いにあるので、土手の長さを手軽に実感できます。