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名前 |
熊野神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
看板や由緒書きは一切ありません。この集落の人でないとあるのかさえ分からない小さな石社の熊野神社です。それを大切に囲いの社をつけて、恐らく、氏子代表の皆川さんが中心に守っていらっしゃいます。皆川姓は私と同じ由緒正しき藤原朝臣の出の一族です。よくぞ守ったと言わざるおえません。用水路を覗いてる方に話を聞くと、いつかは分からないがどこからか移動してきたとのこと。例大祭は9月らしいです。明治政府による神仏分離令によって、既に廃寺したと思われる近くのお寺から、熊野社だけは守るためにこの土地の先祖が引き継いだものでしょう。江戸時代には、東の奥参り(伊勢神宮と対になっていた山形県の山岳信仰詣)の大熊座ε星(アリオト)の位置にあったはずです。密教経典『仏説北斗七星延命経』で廉貞を指す星位置です。気配を消す修行の場になっていたかもしれません。看板を建てないのもその為だったのかもしれませんね。この熊野神社の横で農業用水路の分水が行われています。今は新しくなってますが、脇を走る通りにかかる橋に昭和6年4月竣功とあります。橋の名前は熊野橋です。