県道14号線の歴史を感じる。
ジジババ岩(翁媼岩)の特徴
県道14号線近くに位置しアクセス良好です。
おじいさんとおばあさんの伝説が語り継がれています。
歴史的な雰囲気を感じられる場所です。
県道14号線のみちのく民族村入り口にあります。二つの岩のうち、一つは県道の真ん中に、もう一つは山側にありましたが、いったいどちらがジジでババなのか解りませんでした。この二つの岩には伝説があり、雨宿りの時に赤ん坊を拾い、神様からの授りとして大切に育てたこと、その子が龍の子で干ばつの地に雨を降らせて天に帰って行ったこと、子供を諦められず夫婦はそのまま待ち続け岩になってしまったこと、など面白い伝説がありました。岩手県各地にはたくさんの伝説が残っている、その中の一つでした。
| 名前 |
ジジババ岩(翁媼岩) |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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ジジババ岩(翁媼岩)むかし、とても仲の良いおじいさんとおばあさんが住んでいました。二人の家のすぐ近くには大きなサイカチの木があり、毎年秋になると沢山の実をつけました。ある年の六月のこと、その日は朝から良いお天気で、村の人達は野良仕事に精を出していました。ところがそれまで雲一つない青空だったのに見る見るうちに真黒い厚い雲に突然覆われてしまい、雲の間からは滝のような雨が激しく地面をたたき始め、一寸先も見えない程になりました。不意の豪雨に驚いた人達は、農具をそのままにして一目散に家へ逃げ帰りました。しばらくしてその雨も嘘のように晴れ上がりましたが、サイカチの木の根元に見かけない赤ん坊が一人で泣いていました。雨が降る前には居なかったのに……村の人々は困惑し、どうしたものかと顔を見合わせるばかりです。「それじゃ、わしらが育てよう」おじいさんとおばあさんがその赤ん坊を引き取り"竜太"と名前をつけて、大事に育てました。それから十年程経って、竜太は立派な少年となり、毎日川へ行っては魚をとって来て、おじいさんとおばあさんを喜ばせていました。そんなある日、竜太は二人に「私は、本当は人間ではありません、天に住む竜の子なのです。下界の様子を知るため、神様が私を人間の姿に変えて、地上に降ろして下さったのです。しかし、あと少しで天に戻らなければなりません。突然帰ることになりましょうとも、その時は悲しまないで下さい」と言いました。おじいさんとおばあさんは、びっくりしました。そして「わし達は、こんなに年をとっている。いつまでも側にいてほいのじゃが、神様の言いつけとあらば仕方があるまい」と肩を落として悲しみました。それから数日後、竜太がいつものように川へ魚をとりに行っているうちに、十年前と同じような、ものすごい大雨が降り出しました。やっとのこと雨が止みましたが、夕方になっても竜太は家に戻りませんでした。心配になったおじいさんとおばあさんは、和賀川と北上川の合流点付近まで行って竜太が帰るのを待ちました。いつまでたっても何日たっても、竜太は帰りませんでした。おじいさんとおばあさんも家に帰らずに、じっと動かないで竜太の帰りを待つうちに、石になったと言われています。広報きたかみ 昭和四十七年七月十日号より。