弥次郎穴から見える不思議な滝。
滝の尻大滝の特徴
弥次郎穴を通り過ぎると見える川があります。
海と真反対に位置する滝に続く沢が美しいです。
滝壺のサイズや形状から滝の後退を観察できます。
(2024.5.11.訪問)弥次郎岩を抜けて海岸沿いに北へ歩くと作業小屋があり、海と真反対を見ると滝に続く沢が見えます。海に直接、落ちる訳ではありませんが、滝を背にすると、すぐ太平洋が見えます。ネット情報ほどゴミもなく、良い場所でした。
波の音が聞こえる滝です。
滝そのものだけならば平凡な滝と言えるかもしれないが、海辺にあってかつ少しずつ後退しているのが滝壺のサイズと形状からわかるという状態を観察できる良い例なので、弥次郎穴を訪れるのであったらこの滝も一見することをお勧めする。流れ落ちている岩は弥次郎穴と同じ岩凝灰角礫岩であろうと思われる。滝壺まで歩いて行く途中ちょっと面白い植物を発見した。ヤブツバキの幼木である。ヤブツバキの太平洋側の北限は陸前高田市の碁石海岸付近とされているので、このツバキが自生なのだとすれば、太平洋側北限を大幅に更新したことになる。それどころかヤブツバキの北限は陸奥湾内の夏泊半島とされるが、泊のほうが夏泊より緯度が高いのでこの個体が北限の椿である可能性がある。ただし日本海側には椿の名所はたくさんあるので津軽半島沿岸部、半島のある小泊辺りにもこのような実生個体がある可能性もある。泊、夏泊、小泊、何てね:) おそらくこのヤブツバキは種子を持った果実が深浦町椿山あたりから流れ出して津軽海流に乗り、津軽海峡を出て南流して漂着したものであろう。津波でも時化でもこの辺りまで潮が来ることは稀ではない。北限の更新には違いないが、この海岸が植物にとっては日本海側に相当することになる。最近特に目立つのが暖流対馬海流・津軽海流の太平洋側における南下する流れで、八戸沖でも暖流の魚種が水揚げされるようになっている。一説には金華山まで南流していると謂われている。
トトロ穴を海沿いに歩いて少し行くとこの滝があります。小さい滝です。ただ、海の近くにしては珍しいかなと。
名前 |
滝の尻大滝 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0175-72-2111 |
住所 |
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HP |
https://www.bousai.go.jp/jishin/nihonkaiko_chishima/hokkaido/pdf/chishima_manga.pdf |
評価 |
3.7 |
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弥次郎穴を通り過ぎて行くと川があります。川の上流に滝があります。