歴史が語る西表島の魅力。
2023.02.21ここは必見だと思う。波照間島ではムシャーマというお祭りが旧盆におこなわれる。五穀豊穣を祈願し、ミルク神を先頭に島内をねり歩く。ミルク神は弥勒菩薩のことで、ふくよかなお顔のお面で再現されている。ここには、岩の窪みがありその奥ある石にミルク神のお顔が描かれている。強制疎開で波照間島から連れてこられた作者が、彫ったものである。作者はマラリアに罹患し、故郷の島に帰還することなく亡くなったそうだ。石垣市の八重山博物館に展示されていたミルク面の写真もあげておくのでご参照を。忘勿石とともに見学されることをおすすめする。
名前 |
ミルク面 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0980-82-6191 |
住所 |
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評価 |
3.5 |
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余りこのものに対して説明が無い西表島は、古くからマラリアが猛威を振るっていた島で、多くの村が廃村に追い込まれた歴史があります。また、明治時代から盛んだった炭鉱でも、炭鉱夫たちの多くがマラリアで苦しみました。1941年から船浮地区で要塞建設が始まり、海軍が駐屯し、住民は大原などに強制退去させられました。西表島は周辺離島から疎開してきた多くの人々が、東部の南風見、大原、古見、北部の船浦、上原などに避難小屋を立てて生活していました。もともと住んでいた地元住民たちも空襲が激しくなると、避難地の山の中や洞窟などに避難しマラリアにかかりました。その戦争の最中このような悲劇が2度無いような思いの込められたものであろうここに訪れるまで「戦争マラリア」や八重山諸島がマラリアの発生地なんて知らなかったここに訪れる場合は潮の引いている時に時間帯が良いかと満ちていると「忘勿石」から来るのがこんなになるかと思う。