福知山の神社で歴史旅。
京都府福知山市の神社。式内社。六部郷(むとべ)。主祭神は、天鈿女命。歌舞音曲の神、日本最古の踊り子とされる。五伴緒、ニニギに随伴して天降りしたが、猿田毘古神の名を明かしたとされる。一説には猿田毘古神の妻。猿女君の祖神。以前は裏手の小学校がある丘の上にあった。平安時代中期(927年頃)の創建。最初の印象は、少し影に入った場所。境内は荘厳な雰囲気を持っており、特に拝殿から本殿にかけての建築美を感じる。建物をゆっくりと見ると良い。地元では、道中安全の神様として信仰。江戸中期、下六人部学区の西和田ノ前に岩塚があり、中六人部学区の一宮神社、上六人部字区の御幣神社、神輿の立会祭礼となる御旅所だった。明治6年、生野神社と改称されたのを記念して彫刻が施され、鯉に乗っかった仙人の彫り物がある。彫物師は、中井清次良正用、 正貞の弟と云う。御幣神社、みてぐらはんと称した。綾部藩主・九鬼氏は、生野に倉庫を建て、上納米を取立てていたが、毎年へ御供米を奉献していたことから、またの名が付いた。生野にちなんだ百人一首。大江山、生野のみちの遠ければ、まだふみもせず、天の橋立。60番。小式部内侍の作。橘道貞・和泉式部の娘。天才的であったことを証明したエピソードが有名。母の代作と言われるも、両親不在の折に歌会(正しくは歌合と云う)へ呼ばれ、この歌を即興で歌い、実力を示した。若くして逝去した。現地は、舞鶴若狭道・福知山IC出口、国道9号線、東・舞鶴方面へ、5Km進むと、堀越交差点を左折、目前に小学校が見えていて、裏手が神社になる。橋を渡って右へ、次の交差点を左折、境内が見える。駐車場は境内横へ借りたい。
名前 |
生野神社(式内社御幣神社) |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.4 |
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通りかかった近所の方が歴史を教えてくださいました。神社の前を参勤交代が通っていたそうです。