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名前 |
山田城(大隅山田城) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
いわゆる南九州型城郭ではありませんが、シラス台地の城に特徴的な深い空堀が多く巡らされていて、その迫力に圧倒されます。島津貴久と蒲生・祁答院・入来院氏が争った大隅合戦で、戦いの舞台となった城のひとつで、島津氏によって西大隅が平定されると梅北国兼が山田城に配置されたようです。この城を見に行くには縄張図があった方が良いです。ググれば『姶良町中世城館』が出てくるのでPDFで入手できます。登城路は(QJGG+V2V 姶良市、鹿児島県)から。近くの(QJGF+JVF 姶良市、鹿児島県)辺りが道幅広いので車を置けます。入口入っていくとそのまま切り通しとなって深い堀底を歩いていくことになります、これが大手道。ところどころ恐ろしく深い隘路となる箇所が圧巻で見どころと言えます。大手道をそのまま歩いていっても反対側へ降っていってしまうので、どこかで尾根へ上がらねばなりませんが、ルートは限られていて縄張図の空堀9がそれです。縄張図に矢印で記されているルートにロープや標柱が設置されていて、最高所の郭へ行けます。上に上がればそこから他の曲輪群を見に行くことができますが、深い竪堀の頭を通過するところなど要注意です。大手道の反対側の斜面に落とされている竪堀は、上から覗くくらいでほとんど見られませんでした。どうやって見に行ったらいいんでしょうね😅整備されてない山城を歩き慣れたマニア向けですが、戦国時代の実戦の城の緊張感を今に伝える素晴らしい城なので、ぜひ見に行ってほしいです。