懐かしの今津灯台、江戸への道。
大関酒造今津灯台の特徴
灘五郷の日本酒を運ぶために建てられた、現役の木造灯台です。
2023年に移設された今津灯台は、対岸に目立つ位置で訪れやすくなりました。
大関酒造(旧:大阪屋)が関与した歴史が感じられる、貴重な史跡です。
思ったより立派でした。道端にぽつんとあります。そばには横断歩道がないので、渡る際には気をつけて下さい。
今津灯台は灘五郷のひとつ西宮郷の日本酒を今津港から江戸に運ぶ樽廻船の安全運航のために建てられた木造の現役灯台です。現在は西宮市今津真砂町にありますが、以前は対岸の西宮市今津西浜町にありました。地震対策の防潮堤工事のため2024年4月に移設されました。詳細はこの灯台の所有者である大関株式会社のホームぺージには下記のように書かれています。今津港ができたのも、江戸時代の1793年(寛政5年)で、 江戸の酒荷を運ぶ樽廻船でにぎわいました。そして大関酒造の長部家5代大坂屋長兵衛が、 1810年(文化7年)、 この港に出入りする船のために私費を投じて 建てたのが「大関酒造今津灯台」の始まりです。「大関酒造今津灯台」は、航路標識として 海上保安庁から正式承認されている 日本最古の灯台であり 西宮市指定重要有形文化財にも指定されています。
以前の灯台の位置から対岸に移されて目につきやすくなりました。江戸時代にはこの地から江戸に向けて樽廻船が酒樽を満載して帆を上げていた港です。今では人工島が対岸に見える程度ですが想像力を巡らせて松原越しに往来する菱垣廻船や樽廻船を遠くに見ながら晴れた日には淡路島まで見通せる風景を楽しんでみてはいかがでしょう。
対岸にあった今津灯台が2023年にこちらに移設された模様です。きれいになって、広々とした場所です。海が見えます。
大関酒造さんがまだ屋号の「大阪屋」(おおざかや)だった頃にこの地から江戸へ色々な物を船で運んでいた商い時代に船の安全をと造られた灯台との事。今もこの近くの通りの名前に「酒蔵通り」とついている通りがあり酒造会社が並んでいたりととても興味深く、またゆっくりと西宮観光をしたいと思いました。
灯台跡、砲台跡がひっそりと在ります。此れがそうなんだ…そんな印象です。徒歩の人は道路を横断しないといけないので、車に注意して横断して下さい。
名前 |
大関酒造今津灯台 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.1 |
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移転したのは、仕方がないけど、昔の満潮になって灯台に取り残されたのが、懐かしい。