森を抜けて奇祭体験、涌出宮。
涌出宮(和伎坐天乃夫支売神社)の特徴
深い森を抜けると青空が広がる、境内の開放感を楽しめます。
有名な居籠(いごもり)祭が開催される神社で、2月に訪れる価値があります。
何度も焼け落ち再建された本殿が、歴史を感じさせる存在感を放っています。
蟹満寺で国宝の釈迦如来像を拝んだ後、テクテク歩き奇祭で名高い湧出宮を目指し拝観です。居籠祭、雨をもたらす神として崇敬されている祭り、和伎坐天乃夫支売神社とも謂われているそうです。
わきにます・あめの・ふきめ神社と読みます。通常は沸出宮(わきでのみや)祝園神社とこちらでは奇祭として名高い、居籠祭(いごもりまつり)が1月に執り行われます。雨を司る農耕の神様とのことですが、伊勢の渡会(わたらい)という処のアメノフキメ神社を勧請したことろ、一夜にして森が湧き出たのが湧出宮の名の由来となったそうです。ただ、宗像三女神もお祀りしていることから、やはり水が湧き出たという解釈の方がマッチする気がします。ご本殿へ向かう参道は何故が途中で90°曲がっています。同じく居籠祭を実施する祝園神社同様、武埴安彦命の御霊社的な性格もあるのかもしれません。
夕方、5時過ぎ、雷鳴が響く雨の中の参拝です。駅前に鎮座する神社ですが、森に囲まれていますので、やぶ蚊の餌食です。
戦火で何度も焼け落ち、何度も再建された本殿である。銅板葺の流造。大型だが隠されていないのが嬉しい。幣殿と屋根で繋がっている。社蔵の「堂社氏子僧遷宮記」よれば、現本殿は元禄5年(1692)の造営で、「三間社流れ造り」で屋根には「千木・勝男木」置くとある。それ以前には中世の戦火で度々焼失し、源頼朝や、後小松朝、後柏原朝の御世にも再建された。昭和50年には本殿の屋根が檜皮葺から銅板葺き変わり、現在の形になった。
国宝の銅造釈迦如来坐像を蔵する蟹満寺の最寄駅である棚倉駅の駅前にあって、他の名所まで足を延ばすには遅く、列車の到着までには持て余すほどの時間があったので立ち寄りました。神職は不在ながらもみすぼらしくない程度には手入れされています。ただ、わざわざ見に行くほどの見どころはありません。一の鳥居をくぐって参拝して、二〇分ほどで一の鳥居まで戻ってこれるので、このあたりまで来るついでがあればどうぞ。ただ、本数の少ない電車を一本やりすごしてまで参拝する価値はないように思います。
朝早く伺った事と、少し前夜雨が降った事もあって、入口の鳥居から少し冷たい森の香りが漂ってきました。静謐に包まれた鎮守の森の道を進と見事な朱色に塗られた鳥居が出迎えてくれます。その先に構える門は質素であり現世と俗世をしっかりと分けているかのような感じがします。門をくぐり抜けて右手に少し回ると本殿があります。非常に質素ですが地域の信仰はあついようで手入れは比較的しっかりとされています。とても歴史は古く平安時代から建立されていたようです。名称からも想像がつくかも知れませんが雨乞いが行われていたそうです。この森を歩くと何か神秘的な物を感じます。古代人もそう感じたのか、弥生時代の集落跡地に、この社殿は建っているそうです。周囲に個人的な駐車場が有るようですが電車で向かうのがベストです。蟹満寺に駐車して歩くのも良いかも知れません。
二度目の参拝神社、前回は暑い日に来ましたが寒いときでも雰囲気良し!祠に行くまでの参道が凄くいい!狛犬さんもいい!
2月15日の夜7時頃からのいごろ祭り見に来てください。
涌き出の宮様。
名前 |
涌出宮(和伎坐天乃夫支売神社) |
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ジャンル |
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電話番号 |
0774-86-2639 |
住所 |
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HP |
https://www.city.kizugawa.lg.jp/index.cfm/8,28747,36,421,html |
評価 |
3.9 |
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涌出宮 正式名は、和伎座天乃夫岐売(わきにいますあめのふきめ)神社と言います深い森を抜けると、境内は開けて青空が見えます居籠(いごもり)祭 という奇祭が有名です、2月に2日間行われるようです。