天皇家と共に歩む泉涌寺。
泉涌寺の特徴
京都市東山区の泉涌寺は、皇室の菩提寺で格式が高いお寺です。
真言宗泉涌寺派の総本山であり、空海に由来する伝統があります。
天皇の陵墓が点在する静かな山の上にある神聖な場所です。
京都市の東山区にある泉涌寺は、山の上にある静かなお寺です。バス停から徒歩で頂上を目指したのですが、歩くだけで魅力を感じます。坂道の途中には、別のお寺も見えるのでとても広さがあります。周囲は木々に囲まれているので、不思議な静けさに包まれている気がします。中央には、日本最大の涅槃図があるので圧倒的なすごさを実感します。また、境内に泉が涌き出たことでも有名なようです。ゆっくりと観光すれば、歴史の深さを学べるので非常に感動します。
明治時代の神仏分離で御所にあった尊牌(位牌)、尊影や念持仏なども当寺へ移されている皇室の香華院(菩提寺)です。開山は良く分からないようで弘法大師の草庵だったとも伝わるようです。皇室との関わりは1211年(建暦1)に律の復興を志して入宗し中国直伝の律書とともに帰国した月輸大師俊芿律師に帰依した後鳥羽天皇、九条道家、北条泰時からで朝廷の最大有力者として東福寺を建立した九条道家によるところが大です。仁治三年(1242年)に崩御した四条天皇(道家の孫)が先例となり泉涌寺で葬儀・荼毘〜深草北陵(法華堂)が増え後光明天皇(江戸時代)以降は泉涌寺だけで完結するなどして幕末の孝明天皇まで合わせて25陵・5灰塚・9墓が当寺にあります。非公開なので見えないですが拝所の向こう側には九重石塔が並んでいます。大門から緩やかな下り坂の向こうに黒くずっしりと建つ仏殿が何とも不可思議で今まで見た事がない眺めです。古代の高貴な方が地中深くに埋葬されていたのを思いだしました。伽藍拝観が基本で特別拝観で御座所なども見られます。月輪陵・後月輪陵・開山堂など非公開エリアも多い所ですが、プライベートプレミアム特別拝観では更に普段見られないエリアが拝観できます。舎利殿は2024年に公開されたので次回は12年後です。宝物館の企画展(年4回)は要チェックです。帰りは大門に戻らず、鎮守社の右手(西)から御陵参道を通る方が楽です。最寄りの公共交通機関は市バスで泉涌寺道下車から1kmほどとバス停から遠い清水寺より更に遠い登り坂です。京都一周トレイルの東山コースの道案内もあるので稲荷〜東福寺〜などと併せても良いのですが可成り疲れると思います。タクシーを利用されている方も見かけます。
空海が庵を結んだことに由来する真言宗泉涌寺派の総本山。皇室との関連が深く『御寺(みてら)』とも呼ばれる。名は、鎌倉初期に月輪大師俊芿(しゅんじょう)が宋の法式を取り入れて、大伽藍を営むことを志した際、敷地の一角から清水が湧き出たことから改称されました。ここに天智天皇から昭和天皇までの御歴代天皇、皇后、宮様方の御尊牌(御位牌)、御尊像、御宸影等が奉祀され、毎月の御命日やお彼岸・お盆等には御法要が行われております。また日々の御回向が続けられています。観光客も少なくて静かに参拝できます。紅葉が綺麗な庭園もあります。隠れ観光スポットです。お勧め。
今熊野観音や塔頭寺院を見ながら進み、左手の坂の下に立派なお堂が見えます。この出会いがとても印象的です。京都を代表する風景といっても良いでしょう。
雲龍院の特別拝観が行われていると聞いて訪れました。皇室の菩提寺として御寺と呼ばれております。紅葉の季節なので、さぞかし美しいだろうと期待しておりました。仏殿、舎利殿辺りはそれ程紅葉が無くあれ?という感じでした。しかし、しかしです!!特別拝観の雲龍院の紅葉は格別でした。こちらは、坂を登ってかなり歩く事から、観光客の方もそれ程多く無く穴場的とも言えるでしょう。時を忘れて、お庭を眺めて心を休めてみるのは如何でしょうか?
真言宗泉涌寺派総本山泉涌寺、天皇家の御葬儀を執り行い御陵が造設管理され、皇室の菩提寺です、天皇や皇室関係者しか利用できない勅使門や、天皇や皇族が滞在する御座所があり、周囲には天皇の墓所も点在、とても関係深く「御寺」と呼ばれていますね、幕末最後の天皇である孝明天皇もこちらで奉葬され陵もあります。寺紋も特別で、菊の花びらが16八重表菊の御紋証、皇室でしか使用できない時期もあったようです。参拝時は、貸切かと思うほど人はおらず、ゆっくり自分のペースで拝観でき良かったです。拝観受付の大門からの眺めはとても珍しく、「降り参道」が仏殿まで長く続き、その仏殿は1668年再建、唐様建築(禅宗様式)が特徴、御本尊の三尊仏の阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒菩薩が高い須弥壇にお座りになり、現在・過去・未来を表す三世仏(さんぜぶつ)と言われ、御先祖様のいる世界が未来、今生きている世界が現在、生まれる前は過去というようです。お参りして顔を上げると、高い天井まで組み上げられた空間が美しく、怪しい天井絵図が目に飛び込んできます、狩野探幽筆の雲龍図です、雲龍図は禅宗の法堂や天井・襖に書かれ、法堂を守る役目があるようです、見事ですね。寺社の名前の由来となった湧水地を覆う水屋形も立派な造り、清水を見る事は出来ませんが覗き込みに挑戦します。忘れてはいけない、大門の横にある楊貴妃観音堂です、1230年に南宋からいらして長い年月が経過していますが、お姿美しい観音様に美人祈願します、今更ですが、私も御利益願います。観音様の特徴の口元のお髭のような物は、実は髭ではなく、有り難い説法をしている時の様を表しているようです。一度はお参りすべきお寺でした。御朱印を頂戴しますが、境内一番奥の突き当りの本坊受付が授与所です、『楊貴妃観音』の御朱印も忘れずに頂戴しましょう。
泉涌寺(せんにゅうじ)は、別名「御寺」と言われ、皇室の菩提寺です。御在所には、かつて皇室が参拝された際に使われる御所があり、襖絵や庭は拝観料を払っても見る価値はあると思います。特に、紅葉シーズンは綺麗だろうと思います。泉涌寺を建立する際に、水が湧き、そのことからこの名前がつ得られたと言います。その泉が、泉涌水屋形に今も湧き出ています。更に、お勧めが、楊貴妃観音像です。中国の宋から持ち帰られたものだそうです。多くに女性から美人祈願の観音様として親しまれています。
皇室の菩提寺、御寺泉涌寺さんは公私共にご縁を頂きお正月の七福神巡りからイベントなどでよく伺わせて頂いております。
2023年7月に訪れました。街中の喧騒をよそに、ここを訪れる人は少ないので静かにお庭の観賞ができました。裏側にある天皇の月輪陵は神秘的な感じでした。
名前 |
泉涌寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
075-561-1551 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.3 |
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皇室ゆかりのお寺ですので、広く、また雰囲気もよく圧倒されました。当然のことながら、歴代天皇のお墓は見れません。