鴨長明の方丈記、静かな山中で。
鴨長明方丈址の特徴
鴨長明が『方丈記』を執筆した静かな史跡です。
近くには小川が流れ、鳥のさえずりを感じます。
駐車場がなく、登山口には杖が用意されています。
近くに小川があり鳥のさえずり聞こえとてものどかだが住むには大変そう。特に冬は。4月の大混雑している京都でしたが、山道に入ってからは誰にも会いませんでした。道は整備されてあり、所々標識もあるので迷わずいけました。ただ結構な山道です。
鴨長明が『方丈記』を著した場所と伝わる。賀茂社の後継者になれなかった長明はここへ移住した。谷の道沿いにあって風通しが良い。
野球のグランドの横を抜けて山中に数百メートル分け入った先です 長明さんは結構な健脚だったのでしょう 静かな山中で落着きました。
ミニマリストの元祖、鴨長明の方丈跡。平安末期の安元の大火、治承の辻風、清盛の福原遷都、養和の飢饉、元暦大地震を通して「危険な京のなかに家を作ろうと財を費やし心を悩ますことは大層愚かしい」として、日野山の奥に3メートル四方の草庵を建て、浄名居士(維摩居士)の庵室のように仏道を行おうと世を逃れて山中独居を選んだはずだが、「琵琶や和歌を持ち込み遁世の心地よさに安住する」結果になった場所。50歳で出家して62歳で生涯を閉じるまでこの付近に隠棲して方丈記を記した。付近は渓流に近く玄武岩の巨石があるが敷地がとても狭く3メートル四方の敷地も確保できないほど傾斜がきついので、実際の方丈はもう少し下流の開けた場所にあったのではないかと思われる。
たどり着くまでに軽い登山が必要ですが、登山口に地元の自治会さんが杖を置いてくれているので、お年寄りでも大丈夫です。この道を鴨長明も歩いたのかと思うと思いも一入です。
こんなとこで方丈記を書いたのかという感じ。方丈石から左手に上る道があり、供水峠に抜けられる。峠への途中、オオスズメバチの巣があったので注意(2020.11.16)。
清々しい場所。
鎌倉時代に鴨長明が方丈記を書いた草庵があった場所です。
駐車場がなくて、市の設備前の道路上に停めて400mほど山路に入る。見る人の興味の対象によるが、こんなところに庵を建て方丈記の最終章を書いたと想像すると感無量。このあと下賀茂神社河合社の庵レプリカを見た。あれだけ長明の禰宜就任を阻み、半ば追い出したも同然。客寄せ同然に今となって建て、草葉の陰から長明はどう思っているだろうかなどと想像するのも旅の楽しみか。
名前 |
鴨長明方丈址 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
HP |
https://www2.city.kyoto.lg.jp/somu/rekishi/fm/ishibumi/html/hu030.html |
評価 |
4.1 |
周辺のオススメ

静かないい所です。