西念寺への道、巨岩の石仏が待つ。
貝吹地蔵磨崖仏の特徴
巨岩に彫刻された地蔵菩薩が圧巻で魅了される。
鹿背山は昔ながらの集落の風情を保っている素敵な場所。
近くまで車でアクセス可能だが、細い道に注意が必要です。
巨岩にかなりくっきりした 地蔵菩薩が 掘られている。 風化具合から見ると比較的新しいような感じだが 、やはり相当年月は経っているんだろうか。
今や巨大な住宅団地が 木津の駅辺りにできて、鹿背山はそれらに侵食されつつも昔ながらの集落の風情を残している小さな集落。そこに在る西念寺をたずね、寺の裏手辺りを登り進んでいたらいきなり車も通れるこの林道にでた。ちょうど西念寺の裏手にあたるのだろうか。こんなところに結構大きなこの摩崖仏に出くわした。この摩崖仏を探していたわけではないのだけど。めっけたて感じ。後で調べたら貝吹地蔵尊と言う事だ。回復に語呂合わせて病気の快復につながるという事での信仰もあるらしい。巨大住宅団地の浸食を逃れ静かにたたずむこの大きな摩崖仏一見の価値はあります。
車で近くまで行けますが、道が細いのと駐車スペースがないので、鹿背山分校の近くから歩いたほうがいいと思います。
名前 |
貝吹地蔵磨崖仏 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
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西念寺に向かう道の右手の道を行くと巨岩に掘られた石仏に出会います。この石仏は貝吹地蔵磨崖仏といって南北朝時代くらいのものです。ちなみに、「貝吹」の貝というのは「ホラ貝」のこと。戦いにおいて、部隊にに色々な指示を出すために吹いていたものです。現在の自衛隊のラッパのようなものです。この場所でしたら鹿背山城が近くにありますから、鹿背山城にいた興福寺の僧兵達が吹いたのでしょう。もしかしたら、この場所に砦があったのかもしれませんね。戦死した僧兵達の菩提を弔うためにお地蔵さんが彫られたのでしょう。