車道沿いで見る阿弥陀如来。
ながおのあみだの特徴
巨大な笠石を持つ阿弥陀如来坐像が魅力的です。
車道沿いに位置し、見学には注意が必要です。
石屋根を有する立派な磨崖仏で感動します。
長尾阿弥陀如来。府道沿にある磨崖仏で屋根石があるのが特徴です。地元では「ながおあみだ」と呼ぶようで、道路の向かい側にはながおあみだと記された立て札も立っています。また、長尾阿弥陀如来の下部には石積がされており、セメントで固めてありますが、これは府道の道路工事にあたり補強したものでしょう。さて、この阿弥陀如来は鎌倉時代末期の徳治2年(1307年)に行乗という僧が願主となって作られたもので、浄瑠璃寺の九体仏と同じ姿勢をとっていますから浄瑠璃寺が近い事を参拝者に示すため刻まれたものになります。また、この長尾阿弥陀如来はちょうど大門仏谷の阿弥陀如来の真南に位置しており、製作時期は異なるものの、南北対称となるように設置されていますから、磨崖仏とはいえ、あえてこの位置に石を動かしたのかもしれませんね。補強されるくらい不安定な石ですから。
石屋根をもち、枠内に納められた形式をとる阿弥陀如来座像型の磨崖仏。定印を結んでいるようにも見える。
屋根石をかぶっておられる素晴らしい仏様です。
巨大な笠石を持つ阿弥陀如来坐像(磨崖仏)。前の道はダンプやバスがゆきかうが、これの刻まれた徳治二年(1307)から、ほんの最近まで、細い地道が続いてきた。像の頭上に斜めに割れ目が走っているが、後方の山から巨岩が続いているので今は安泰。※当尾を守る会事務局発行の資料より。
車道沿いにあるので、車に注意して見学しましょう。
道路のコーナーの途中にあります。歩いていくとすぐにわかりますが、車だとわかりづらいです。かなり上(5mほど)のほうにあります。
名前 |
ながおのあみだ |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
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立派な屋根を備えた阿弥陀如来様です。道路脇にあり駐車場も歩道もありません。カーブの際にありますので車には十分注意して下さい。