歴史の重み感じる陣屋跡。
白木陣屋跡の特徴
残る南面石垣は、歴史の重みを感じさせます。
武骨な石垣が魅せる、陣屋跡の独特な造形美。
石川氏の故地を物語る、貴重な歴史的遺産です。
しらきじんや。江戸時代、石川総長によって築かれた陣屋。石川総長(ふさなが)は、膳所藩主・石川忠総の三男で、大坂城番に任命されました。石川氏は、1732年に下館藩に移封されるまでこの地を治めました。石川氏が離れた後も、河内白木領は飛地領として幕末まで残り、白木陣屋も使われました。陣屋跡は、農地となっていますが、石垣が少し残っています。また、千早赤阪村吉年の個人宅(?)に陣屋門が移築され現存しています。
一部石垣か残ります。陣屋門が移築されています。
明らかな平削地と武骨に残る石垣。否応なしに胸が鳴る。
石垣が、跡なのか…?
陣屋跡です。時節柄草がボーボーでした。詳しい説明板がありました。
石川総長は万治三年(1660年)、大坂定番を命じられ、石川氏の故地石川郡25ヶ村一万石を加増されて伊勢神戸二万石となり、所領の半分を占める飛地領の支配のため、翌年陣屋を当地に設けた。享保十七年(1732)、石川総長の孫、総茂は伊勢神戸から常陸下館へ転封するが、河内白木領は石川氏の飛地領として陣屋と共に明治まで至った。南加納の墓地には石川総長・石川総茂の墓のほか常陸下館藩白木陣屋詰め代官 黒杉政以の墓もある。
名前 |
白木陣屋跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.4 |
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南面石垣残る。大部分耕作地。