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御祭神・御由緒とも不詳。アクセスは北西道路沿いから、桜の巨木が覆い被さるような（寂しげな）石段を登ると、真新しいフェンス扉が。立入禁止かと一瞬思いましたが、猪が境内に入って勝手に参拝しないための配慮でしょう。フェンスの先の鳥居をくぐって左手崖沿いに、木漏れ日揺れる緑の参道を歩み登っていきます。ちなみに右側は猪よけの鉄網が続きます。たぶんこの辺りは猪がアリンコみたいに多いのでしょう。思いがけず長い長い参道を歩んだ先にようやく境内が開けました。ここは清浄な御神域です。覆屋のある祠が一宇、さらに祠が二宇。傍らの碑には「日本三社多賀神社上屋阿波島神社改築竣工記念碑」とあり、覆屋（上屋）のある祠が多賀神社だけは確定しました。日本三社も阿波島神社も気になる珍しい社名（後者は漢字が）ですが、どうにも分かりません。