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名前 |
谷貝城跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
南北二つの主郭を持ち、それを外郭で囲んだ形の城跡です。北側主郭は城主の子孫の方が住んでいらっしゃったそうですが、今は無住のようで、郭内が荒れ始めています。南方にある谷貝峰城や塙世城のような方形の主郭ではなく、北側に張出部があったりと複雑な形をしています。土塁も所々櫓台状に大きくなったり、四方に虎口があったりしますが、薮化が始まっています。南側虎口は、今開口している所は後世開かれたもので、その西側薮の中に本来の虎口があります。南側主郭に行く途中も土塁が各所に残ってます。南側主郭は畑の中を抜けた先にあり、郭内も畑になっています。西側から南側にかけて堀や土塁が残っていますので、畑に入らないようにしながら観察したいです。町内の他の似たような主郭と外郭を持ち合わせた遺構の中でも、ここは外郭の遺構が余り残っていないか、薮の中になっていて観察が難しくなってます。城は室町時代に藤原義秀なる人物が8年かけて築城したとされ、その後、義貞・義兼と継いで行ったと伝承されています。北側主郭に住んでいらっしゃった方はこの子孫とされています。南側の主郭の方が遺構が古いことから、南側から先に築かれ、その後北側主郭や外郭が構築されたとされています。谷貝峰城と同じく、戦国末期に佐竹氏が修築したものとも思われています。