三河一向一揆の歴史を感じるお寺。
本證寺の特徴
家康と関わる由緒あるお寺で、三河一向一揆の中心地です。
水堀に囲まれた風情ある境内で、鼓楼も詰めている歴史的なお寺です。
鎌倉時代創建の国指定史跡で、蓮の花が美しく咲く場所です。
シャチホコを乗せた威風堂々たる隅櫓に、石垣と水堀・・素晴らしい! 命や財産を守る防御施設としての「城」の本来の姿を見せつけてくれます。とは言ってもここは「寺」であって城ではないのですが(笑)。さすがは若き日の徳川家康を半年に渡って苦しめた、「家康三大危機」の一つ三河一向一揆の中心地だけあります。ちなみに当時の寺には「守護不入」の特権があり、山内には高度な自治権が認められていました。今で言えば大使館のようなものです。一揆のきっかけは、この本證寺に逃げ込んだ無法者を、家康の配下が勝手に入り込んで捕縛した事にありました。日本の官憲が許可なく外国大使館に突入して、政府が犯罪者とみなす人物を逮捕したようなものです。そりゃ外交問題になるでしょう。どっちにしろ強力な三河国の一元支配を目指す家康にとって、自治権を主張する中世宗教勢力など「目の上のたんこぶ」でしかなく決定的な対立は時間の問題でした。兵をあげた一揆軍は、信徒であった家康の家臣も配下に組み入れ一時は本拠地の岡崎城下に押し寄せるなど、当時22歳の家康を苦境に陥れます。これをなんとか凌いだ家康は反転攻勢に出て一揆軍を各個撃破し、また敵も味方も顔見知り(笑)なので切り崩し工作により勢力を削ぐ事に成功し、かろうじて一揆軍を制圧しました。戦後処理で本證寺は取り壊され、一時は三河の国から追放されていますが、江戸時代初期に許されて現在地に戻り再建したのが今の姿です。この騒動の際に家康は部下の人心掌握術や宗教勢力のコントロールの方法などを学び、統治者として人間として大きく成長したとされます。この寺は家康にとって苦い思い出の場所であるのと同時に、「天下人」になるための貴重な経験を積んだ場所であるとも言えるでしょう。
愛知県安城市にあります野寺の本證寺を訪問致しました。大河ドラマに登場した一向一揆の現場になったお寺で、三河を代表する大寺のうちの一つです。由緒ある有名なお寺で、茨城県のお寺を参拝していた際にこちらのお寺にも行かれてみたらいいよと教えて頂きまして、事前に連絡をし当日訪問する。名鉄西尾線「南桜井駅」を降り、歩いて30分弱ほどでお寺には到着します。(非常に長閑な地域ですので歩くと距離以上に遠く感じる)境内を見学してみますと戦いの拠点になったということからしっかりとしたお堀があり、その生々しさから本当に激しい戦いがここであったんだという現実が突きつけられます。ちょうど草むしりをされていた坊守様にご挨拶をさせて頂き、本堂にて御本尊様を参拝。坊守様はとても聞き上手な優しい方で色々な話を聞かせて頂きました。(本證寺は大寺であるためお話は知らないことばかりで大変勉強になります)また、参拝された方が今までの人生で背負ってきたもの、それぞれの心に抱えているものに対しその人に応じた言葉を優しく投げかけられていて自分の心が安らいでいく感じもします。さらに能登の地震について大変心配されていて人の優しさに触れるいい機会にもなり、少し遠くて訪問するのは大変でしたが来てみて良かったと思いました。
戦国時代に三河一向一揆の拠点となった寺院の一つで、周りを掘や土塁で囲って町を形成していた名残を今でも感じることができます。お寺が守られている光景はなかなか他では味わえないので一度訪問するのをお勧めします。訪問は日曜日でしたがボランティアの方が丁寧に案内をしてくれました。とても詳しくご説明いただけるので、時間があれば是非お話を聞いてみてください。皆さんの地元を愛する気持ちも感じていただけると思います。お城と言うべきか判断が難しいですが周りにお堀もあることですし、お城でしょう(笑)御城印は本堂の東側に住職さんの家があるので、そこからインターホンで呼ぶと住職さんが出てきてくれます。一枚300円です。現在お寺の周りを整備中でこれから数年かけて周りを公園にする予定とのこと。近いうちにお寺と堀が一体になった素敵な公園ができそうですね。
駐車場はお寺の南側の道を入ったところに20台ほど駐められるよう設けてありました。仮説トイレもあります。2023年は大河ドラマの影響で観光バスが来るほどとのことでした。無料のガイドさん(あんじょう家康ガイド)が4名いて積極的に声を掛けてくれます。椅子に座って30分も詳しくお寺のこと家康のことをスライドを使って説明してくれました。家康の手相、信長・秀吉・家康の年齢の話、家康の側室の話など楽しく聞かせてもらいました。終わりには、手作りの家系図の資料もくださって感謝です。お寺は立派な建物ですし、堀もしっかり残っていて、城郭伽藍(寺院)ということがよく分かります。一向一揆の拠点として砦や城のようになっていた当時を思い描くことができました。
大河ドラマで話題になっている寺なので昼食がてら行きました。大樹寺と比べると小さかったですが、なかなか立派なお寺です。戦国時代のときには、寺内町という町があるほど広かったそうです。本堂などの建物は三河一向一揆で壊され、江戸時代にもう一度建てられて、それがそのまま残っているそうです。堀の面影もあって、柵をつけたりしたらある程度の砦としては機能しそうな感じでした。本堂の辺で、家康の小話をしている人がいて、なかなかためになりました。蓮の花が枯れてしまっていた。きれいに見える季節に行きたかった!
☀️☀️☀️春の陽気に誘われて2023.3.3大河ドラマで現在人気沸騰中の本證寺。門から市川右團次が出てきそう。由緒あるお寺なんですが、お寺マルシェとかランニングイベントとか柔らかめなイベントがあり、今でも親しまれているお寺です。
どおする家康のドラマを見て、一向一揆に関心を持ち参拝させていただきました。本堂が大きく立派で、ご住職も優しい方で御朱印帳を書いて頂きました。駐車場も近くにあり、トイレも増設されており、ご年配の方も気楽に歩いて散策もできるかと思います。ご近所のボランティアの方でしょうか、お寺の案内をされてました。たいへん勉強になりました。
ちょうど今大河ドラマの舞台となっているお寺。珍しい城郭寺院で周りに堀があり、石垣なく整備されていない箇所をみると歴史を感じます。駐車場は細道を抜けた先に30台ほど設けられていました。また御城印なるものがあるようなので記念にいいかもです。
三河一向一揆の中心となったお寺です。大河ドラマ「どうする家康」では岡崎城下からすぐ近くのような印象を与えましたが、実際はかなり離れています。安城というより碧南といったほうがいいかもしれません。そのため自動車で移動しても20分くらいかかりますので、当時、馬に乗れた武士はともかくとして、岡崎城下から徒歩でここまで来た民たちは結構大変だったと想像します。駐車場はお寺の西側にあります。無料です。臨時のトイレも用意されていました。
名前 |
本證寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0566-99-0221 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.1 |
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家康と関わりのある由緒あるお寺です。ご朱印は既にいただいてあたので、改めての参拝では御城印をいただきました。立派な格式ある玄関で、丁寧に対応していただきました。