中世の人吉城跡で歴史に触れる。
予科練人吉会の聖地です。予科練人吉会は、人吉海軍航空隊の予科練さんたちが戦後に組織した戦友会です。もともとの管理者は、人吉海軍航空隊で教官をしていた方の義理の息子さんでした。義父から後世の伝えてほしいと頼まれたそうです。そして時は流れ、義理の息子さんは高齢化し、管理が難しくなってきたのですが、後を継いでくれる方もなく。存続の危機となりましたが、株式会社サンセルモ様が管理を継承してくださり、無事に存続がきました。静かな場所ですので、静かに思索にふけるにはよいところかもしれません。
名前 |
望岳苑・原城跡 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0047 |
住所 |
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評価 |
4.0 |
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中世の人吉城こと原(はらん)城跡です。全体像が掴みにくいのですが、南九州のシラス台地地形によく見られる「群郭式城郭」といわれるタイプの城で、複数の丘陵を深い堀で分けたイメージです。丘陵は「上原城」「中原城」「高高城」「下原城」「外廻り」「西の丸」に分けられます。このうち「高高城」は近世人吉城になっています。「中原城」は原城配水池となって登ることは出来ません。「中原城」の南の道路は堀跡で、「中原城」西側の堀切は深く大きいです。“望岳苑”のある所が城の主要部のある「上原城」の北東端になります。天気が悪かったのと、薮めだったので、それより奥には行かなかったですが、薮の中に中心地である「御内」という方形の高まりがあり、周囲に広大な平場が広がっているようです。航空写真を見る限りは林地になっているので、どのくらいきれいかにもよるかもです。その先には堀切を挟んで「西の丸」があります。東側下段が「下原城」で宅地や瑞祥寺になっています。各書に城郭図が載っていますので、参考にしてください。説明板は望岳苑への登り口にあります。