有馬頼徸公の志を感じる一石一字塔。
この石塔を建立した、有馬久留米藩七代藩主、有馬頼僮は、幼少から学問を好んだ。特に和算に優れ、関孝和の流派に学んでいる。当時、52桁までしか算出されていなかった円周率をさらに30桁進めたことで知られる。自身の研究成果を40冊におよぶ数学書に残し、その最も大きな功績が、「拾機算法」を刊行し、関流の和算の秘伝を公開したことである。当時、奥義は優れた高弟にしか伝えられず、大名ゆえにできたことではあった。
名前 |
一石一字塔[東林寺天満宮] |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
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東林寺天満宮の一石一字塔(いっこくいちじのとう)は、久留米・有馬藩の七代当主である有馬頼徸(よりゆき)公(1714~1783)の生母盛徳院の志を奉じて建立された石塔です。塔下に頼徸の武運長久と国家安泰を祈念して東林寺の僧徒二百余名が、大乗妙典を一石に一字づつ書いて埋めていました。一石一字の一部は現在も当天満宮に保存されています。