江戸時代の雰囲気、土方の実姉も住んだ本陣!
甲州街道 日野宿 本陣の特徴
都内で唯一残る江戸時代の本陣を訪れると歴史の息吹を感じられます。
土方歳三の姉が嫁いだ佐藤彦五郎宅は新選組縁の地として人気です。
ボランティアの解説が楽しく、訪問者を魅了する内容が豊富です。
都内で唯一残る江戸時代に建てられた本陣建物。新撰組の土方歳三、近藤勇、沖田総司、井上源三郎が若い頃にこちらの道場で武術の稽古をした。ガイドの方が各部屋でとても丁寧に説明してくれる。くつろぎ、生活したありありとした姿がよみがえる。日野宿は江戸初期に作られた宿場町だが、今の建物は江戸末期に大火で焼失してしまった主屋にかわるものとして建設される。幕末に日野宿の問屋(といや)と名主を務めていた佐藤彦五郎の本陣兼自宅となる。問屋場とは人馬継立等の宿場業務を執る役所。小さな宿場ではあったが多摩川の渡し(渡船場)を管理する重要な拠点であった。大火をきっかけに自衛の必要を痛感した佐藤彦五郎。天然理心流に入門後わずか4年半で免許皆伝となり、自宅に道場を開く。佐藤彦五郎は土方歳三が母のように慕った姉「のぶ」の夫にあたる。日野は幕府直轄地で、多摩の穀倉とも呼ばれた豊かな農村。そして甲州に対しては、多摩川に橋がないことから江戸の最後の防衛線であった。ここ日野で育つとより江戸幕府への忠誠心が培われたのだろうと推察できる。最後まで新政府軍と戦った新撰組の心をつくった日野の良さを味わうことができる。
日本一の武家屋敷。と言えば雰囲気が伝わるでしょうか。江戸時代に10年係りで建てられた建物です。城より時間をかけて建てられただけに室内も庭も素敵です。豪華絢爛さはありませんが、巨大な柱や梁、欄間、釘隠し、細かな所まで徹底したこだわりが見られます。土方歳三が昼寝した部屋、沖田総司が相撲をとった部屋、柱に志士が彫った彫刻新撰組ファンなら一度は訪ねるべき場所ですね。ボランティアガイドの方が色々と説明してくださり、色んな面白エピソードが聴けます。歴史に興味無い方でも楽しく見て回れます。見た目の豪華さと対極にあり、これぞ日本!という素晴らしい風情です。
日本建築でも5本の指に入る素晴らしい建物です。江戸末期に10年もの歳月をかけて建築されました。あの熊本城ですら7年ですよ、、、。素材を厳選し、木が乾燥していい肌具合になるのを待ったそうです。正直築20年と言われてもわからないかもしれません。特に素晴らしいのは、けやきの柱や天井など。ろうそくの明かりに照らされてなんと艶やかなことか。魅入られそうになります。要所要所に非常に細やかな仕掛けや細工が施されており、無料でボランティアの方が解説してくださるので是非聞くべきです。一人で見学してもわからないです。また土方歳三の義兄、佐藤彦五郎によって建てられただけあり、新選組の逸話も当然多いです。かつては彦五郎が経営する天然理心流の道場が門の外に隣接しており、隊士募集のため土方が時々訪れており、その際土方がよく昼寝をした部屋がそのまま残っています。畳の上に寝転がると、吹き抜けのため風が気持ちよく、艶かしい光沢を帯びたけやきの天井を眺めることができます。歴史上の人物と全く同じ体験ができる非常に貴重な空間です。2つ隣の部屋は箱館から土方の遺品を届けた市村鉄之助が2年間滞在(というか潜伏)した部屋もあります。新選組巡りのついでに寄った場所ではありますが、それを抜きにしても本当に素晴らしい場所でした。
元は、新撰組副長 土方歳三の姉の嫁いだ佐藤彦五郎宅。幼い時に両親を亡くし、年齢が近く、可愛がってくれた姉と義兄を慕い、実家よりもこちらにいた時間が長かったとか…。土方が小姓 市村鉄之助へ、遺髪や遺影を届けさせたのも実家ではなく、姉夫婦の住むこちらだった。鉄之助は、遺髪と遺影を届けた後 2年ほど、こちらに身を隠していた。土方が昼寝していた部屋、後に新撰組隊士となる大石鍬次郎(元 大工)が修理した天井なども見学できる。
幕末気分に浸れます✨明治天皇も寄ったことがあるようで、休憩の碑がありました。200円で館内に入れます。カード等も使えそうでしたし、現金も機械で処理となかなか現代的。ボランティアさんが色々説明してくれます。とてもよく知っていて、勉強になりました。燃えよ剣や、ピースメーカー、大河ドラマ等だいたい見ていそうな感じで会話を合わせてくれました。土方が昼寝していたところに寝転がって天井を見れば、心は新選組かも。元お蕎麦屋さんで日野市民にはそのイメージがあるようです。妻談。
新撰組ふるさと歴史館とセットで300円で見学できます。駐車場は甲州街道に面して数台のスペースが有るのと、通りを挟んで向かいの日野宿交流館の裏手にも広い駐車場が有りましたが、ここは裏の細い路地を廻って行かなければならないので非常に分かりづらいです。私は駐車場が見つからずに少し離れた市民の森の有料駐車場に駐めました。本陣は都内唯一の本陣建築との事でとても趣きが有り、室内の質実剛健な作りとさり気無い調度類が美しい日本家屋を感じさせてくれます。また、室内から見える庭も手入れが行き届いておりとても居心地の良い空間でした。
車で訪れても駐車スペースがあります。立派な本陣が良い状態で管理されています。ボランティアガイドさんのお話もわかりやすく、見学の役に立ちます。江戸時代を体感できるおススメの場所です。
★6つです。この本陣跡は、新選組に関心がある方に限らず、歴史的に見る価値があります。チケット購入後、ボランティアガイドの説明を利用するか聞いてくれます。ぜひご利用ください。この本陣の名主佐藤家には、新選組の土方歳三の姉ノブが14歳で嫁いでおり、当時10歳の歳三は、両親が既に亡くなっていたことから、この佐藤家との繋がりがかなり深くなっているようです。歳三の有名な写真は、函館から佐藤家に歳三が届けさせてものです。現在の門横の駐車場のところに道場があったようです。都内唯一の本陣です。以前蕎麦屋がこの建物で営業していたらしいですが、日野市が買い入れたようです。~他の新選組の資料館と一緒に見るべし~
新撰組に興味のある方は、彼ら縁の地でもあるこちらを見学するのも良いと思います。庭も綺麗に整えられていて、当時の面影が遺されてます。色鮮やかで様々な形をした雛人形が沢山飾られてました。ガイドスタッフの方も何人かいますので、分かりやすい説明をしてくれるでしょう。
名前 |
甲州街道 日野宿 本陣 |
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ジャンル |
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電話番号 |
042-583-5100 |
住所 |
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HP |
https://www.city.hino.lg.jp/shisetsu/bunka/kanko/1014008.html |
評価 |
4.1 |
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是非ボランティアさんの解説を聞くべきです私が訪問した時はざんねんながら不在でした。少し歩きますが、ふるさと歴史館を先に訪れると、よりこの施設に対して実感がわきますので、おすすめです。本陣マニアとして必ずやって欲しいことは、1番格式高い部屋で、大名の雰囲気を味わいましょう。庭も大名様目線で見ましょう。そして部屋で寝てみましょう。天井を見たり、隣接する部屋を見たり、寝て眺めるのも新しい発見があります。そもそも格式の高いホテルですから。後世につなげるために大切に管理されている施設です。見せて頂けるだけ有難い話です。