10世紀の道教信仰、庚申塔の魅力。
青柳庚申塔跡の特徴
10世紀頃の道教信仰に由来する庚申塔が存在する、貴重な史跡です。
地元の人々が大切に守っている、小さな庚申塔が印象的です。
マンションの敷地の片隅に佇む歴史ある場所を訪れてみてください。
昔はマンションの敷地に貸し家(長屋?)が並んでいて、敷地の入り口に祠がありました。マンションに建て替わって少し位置は移動しましたが、今も変わらず祀られているのは喜ばしい事です。
地元の誰かが大切にしているようです。
マンションの敷地の片隅にあります。
10世紀頃の道教信仰に由来する史跡です。人の体の中に住み着いている三尸(さんし)という虫が60日に1回体を出て天帝に主の行いをチクリに行くので、自分の悪行を密告されないよう徹夜する風習があり、これを三年間続けた記念が庚申塔です。なんというか、悪行を控えようというのではなく、密告されないように見張ってようという発想が凄いですね。しかも密告されないよう頑張った記念に塔を建てるなんて。この庚申塔、沖縄を除く日本全国各地に残っているそうです。見ざる、言わざる、聞かざるの三猿も、この信仰に関係してるようです。
マンションの敷地に建つ庚申塔。立川村(立川市)と青柳村(国立市青柳)の村境に建っていました。
名前 |
青柳庚申塔跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.9 |
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むかしからのこういったものには、魂が宿っているので、たとえ小さなものであっても、未来永劫、大切にしてゆくことは、とても重要なことだと思います。祈りや畏敬は全ても元です。