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名前 |
大湾アガリヌウガン |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
読谷村文化財めぐりによると、大湾アガリヌウガンは、平成21年(2009)年に遺跡の分布調査で発見されたグスク時代初頭、12世紀〜13世紀の遺跡です。長田川沿いの河岸段丘の丘の上に位置し、北と東と南に険しい崖を持ち、北側には水場となったマーカーガーがあります。この遺跡は、発見されるまで大湾の拝所として拝まれている以外はわずかな伝承しか残されていませんでした。これまでの発掘調査の結果、玉縁口縁白磁、青磁、骨石製品と骨石製石鍋模倣土器、カムィヤキの共伴が確認され、グスク時代初期の遺跡であることが分かりました。また、フイゴの羽口や鉄滓(てっさい)、鉄製品など鍛冶に関わる遺物も出土しており、遺跡内に鍛冶場があったのではないかとすいそくできます。また、遺跡の丘陵上および斜面では人工的な平坦面が確認されていることから、外部からの侵入に備える防御施設だったと考えられます。